歴史的ラリーマシンのランチア・デルタを走らせるマーク・ウェバー、2017年6月
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マーク・ウェーバー、3度のF1王者ジャック・ブラバムに並び母国レース界の殿堂入り果たす

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レッドブルでF1キャリアを終え、WEC世界耐久選手権でポルシェとともにチャンピオンを獲得したマーク・ウェバーが、母国オーストラリアのモータースポーツ殿堂入りを果たす事が明らかとなった。CAMS(オーストラリア・モータースポーツ連盟)が12月8日に発表した。

殿堂には1959年、60年、66年に3度F1ドライバーズチャンピオンを獲得したジャック・ブラバムや、アラン・ジョーンズ、ピーター・ブロック、ミック・ドゥーハン、ケーシー・ストーナーといった偉大な名前が並んでおり、ウェバーは同国の偉人として扱われる。F1で9度のグランプリウィナーとなったウェバーは、殿堂入りは名誉であり光栄との声明を発表した。

「僕がこのような栄誉に加われるなんて…すごく特別なことだね。このリストに並ぶ名は僕にとってのヒーローだよ。運が良かったんだ。素晴らしい人たちに恵まれたお陰で、他の成功者たちと同じようになんとかヨーロッパに行けて、そこでかけがえのない経験を積むことができた」

「僕のキャリアの99%は海外でのものだったわけだけど、こういった形で(母国に)自分の努力と成果を認めてもらえて嬉しいし誇りに思ってる」

栄誉殿堂の会長を務めるゲイリー・コンネリーは、ウェーバーは殿堂入りに足るだけの業績を挙げておりそれに値する人物だと強調した。

「長年に渡ってマークはオーストラリアのスポーツにおける素晴らしいアンバサダーでした。彼が20人目の偉人としてオーストラリアのモータースポーツ界に殿堂入りすることを嬉しく思っています。彼はそれだけ価値のある人物なのです」