フェルスタッペン、キャリア2度目の「社会貢献活動」の詳細が明らかに―会見で罵り言葉
国際自動車連盟(FIA)の公式記者会見場で罵り言葉を口にしたことで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ルワンダ自動車クラブ(RAC)が主催する「草の根モータースポーツ育成プログラム」の一環として後進の指導を行う。
フェルスタッペンは、今年9月のシンガポールGPでの木曜会見で、いわゆる「Fワード」を使って自身のマシンに対する不満を表明した。この結果、FIA国際競技規則第12条2項1号k違反により、「公共の利益に資する活動」に従事するよう命じられた。
フェルスタッペンの社会貢献活動は、ルワンダのキガリで行われる。フェルスタッペンは同地で行われるシーズン末恒例のFIAアワード(旧FIA授与式)に、2024年のF1ワールドチャンピオンとして参加する予定だ。
FIAによるとフェルスタッペンは、「ルワンダ自動車クラブが主催する草の根育成プログラムの一環」として、後進の指導に取り組む。このプログラムでは、FIAが提供した設計図を基にRACが製作した「FIAアフォーダブル・クロスカー」(お手頃価格のクロスカントリー用車両)が使用される。
フェルスタッペンがFIAの社会奉仕活動を行うのはキャリア2回目だ。
2018年ブラジルGPでフェルスタッペンは、決勝レース後にエステバン・オコンと小突き合いの非難合戦を展開し、これに対する処分として、2019年のマラケシュE-Prixでスチュワードの仕事を見学し、その後、FIA主催のスチュワードワークショップに参加した。
モハメド・ベン・スレイエム会長が主導する形で、FIAは今年、言葉遣いの取り締まりを強化した。10月のメキシコGPでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が同様に「Fワード」を口にして1万ユーロ(うち5千ユーロは12ヶ月間の執行猶予付き)の罰金を科された。