5位フィニッシュのレースを経てインタビューに応えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2024年7月21日(日)F1ハンガリーGP決勝(ハンガロリンク)
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フェルスタッペン「全員うせろ」と批判者に反撃、ハンガリー”暴言無線”への謝罪を拒否…レッドブルの戦略を巡り不満と苛立ち

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F1ハンガリーGPの戦略を巡ってチームを痛烈に非難したことに対する批判を受けてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「そんな奴らは全員、うせろ」と返すともに、チームに対する謝罪を拒否した。

アップグレードが期待通りのパフォーマンスをもたらさなかったことで、決勝前日から苛立ちを抱えていたフェルスタッペンは、レースで2度に渡ってアンダーカットを許してポジションを失い、無線を通してRB20のパフォーマンスとピットウォールの戦略決定を強い言葉を以て批判し続けた。

「自ら自分たちをアンダーカットさせるなんてホント、感動的だね」「(タイヤ交換後のペースが早すぎると注意されたことを受け)いやいや、そんな戯言言うなよ。お前らがクソみたいな戦略を採るからこうなってるんだ」

残り8周でのルイス・ハミルトン(メルセデス)との衝突事故を経て5位でフィニッシュしたフェルスタッペンは、無線で採った失礼な態度をレッドブルの同僚に謝罪するつもりはあるかと問われると「謝罪する必要はないと思う。もっと良い仕事をする必要があると思う」と返した。

「無線で声を上げちゃならないとみんなが考える理由が分からない。これはスポーツだ。もしそういうのが嫌なら、家に籠もってればいい」

また各種報道によると、先のインタビューの後、無線を通した発言が度を越していたとの批判が出ているとの問いかけに対しては「そんな奴らは全員、うせろ」と答えた。

開幕5レースで4勝を飾り、グランドエフェクトカー導入3年目も支配的な競争力を維持するかに思われたレッドブルとフェルスタッペンだが、ライバルチームは着実にその差をつめ、マクラーレンはハンガロリンクで3年ぶりの1-2フィニッシュを飾った。

フェルスタッペンが3戦連続で勝利を逃したのは、ハミルトンと激しいタイトル争いを繰り広げた2021年終盤以来のことだった。

フェルスタッペンは、ハンガロリンクでのRB20にオスカー・ピアストリとランド・ノリスの1-2フィニッシュを阻止できるだけのペースがなかったことを認めつつも、適切な戦略を採っていれば3位表彰台は可能だったとの考えを示した。

「もちろん、満足していない」とフェルスタッペンは語る。

「マクラーレンよりペースが劣っていたわけだから、適切な戦略を取って正しく実行しなきゃならないのに今日はそうじゃなかった」

「最初のアンダーカットについては理想的じゃなかった。まあそういうこともある。少しスティントを引っ張ってみたけど、タイヤがオーバーヒートしてしまいペースがあまり良くなかった」

「(2回目のアンダーカットについて)そうしたらまた、ステイアウトすることになった。結果、バックマーカーのトラフィックに巻き込まれることになった」

「クルマがそれほど速くない時はアンダーカットを最大限に活用しなきゃならない。今日は本当に暑く、タイヤにとっても厳しい日だった。他のクルマの後ろについた途端、2周でオーバーヒートしてしまう状況だった。ほんの少しばかりのペースの優位性には頼れない」

「去年ならそれでも良かったのかもしれない。僕らのクルマは他よりかなり速かったからね。でも今の僕らの状況では、それはもうできない。そういうわけで今日は厳しいレースになったんだと思う」

「もちろん、僕はもっと上手くやりたいと思っているから当然、悔しい」

「僕は現実的だ。今日はマクラーレン勢に勝つことはできなかっただろうけど、もう少し上手くやっていれば3位にはなれたはずだ」

ハミルトンとの接触事故については、先月のオーストリアGPでランド・ノリス(マクラーレン)との間で発生した事故を引き合いに出した。

フェルスタッペンは「オーストリアで僕は、ブレーキング中に動いたと散々言われた」としたうえで、ハミルトンがブレーキング中に動いたせいで回避のために急制動せざるを得ず、その結果としてロックアップしたと主張した。

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