
フェルスタッペン、愛娘リリー誕生「すごく楽しい」と笑顔―”親子ゲーマー”に期待…角田裕毅らドライバーも祝福
2025年F1世界選手権第6戦マイアミGPを目前に控えた現地時間5月2日、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、SNSを通じて第1子となる愛娘リリーちゃんの誕生を報告。次のメッセージを添えた。
「ようこそ、愛しいリリー。こんなにも心が満たされるなんて。僕らにとって何よりも大切な贈り物だ。心から愛している」
今季、ドライバーズタイトル5連覇を目指すフェルスタッペンは、マイアミGPの木曜メディアデーを欠席し、パートナーであるケリー・ピケとの間に誕生した娘の出産に立ち会った。関係者によれば、彼のプライベートジェットは木曜夜8時頃にマイアミへ到着したという。
「本当に特別な瞬間だった」新たな家族の誕生を語る
“父”としてマイアミ・インターナショナル・オートドロームに姿を見せたフェルスタッペンは、米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューに応じ、「幸いにも、彼女が生まれてから数日間、一緒に過ごせたんだ。正直、何が起こるのか分からない部分もあるけど、すごく楽しいし、本当に特別な瞬間だった」と笑顔を見せた。
第一子とはいえ、フェルスタッペンはおむつ替えの練習などはしていないという。ケリー・ピケには前パートナーであるダニール・クビアトとの間に6歳の娘ペネロペがいるが、フェルスタッペンはこれまでも実の娘のように接してきた。
「1歳の時から彼女の成長を見守ってきたから、ある意味、僕はもう“ボーナスパパ”みたいなものなんだ」
これまで一貫して「十分な睡眠」がパフォーマンス維持に不可欠だと語ってきたフェルスタッペン。出産に伴う慌ただしさゆえに、マイアミでの週末への影響が懸念されるが、「8時間は寝られた」と明かし、週末のパフォーマンスに影響が出ることはないと強調した。
レーシング・ゲームによる気分転換もフェルスタッペンの重要な日課だが、子育てを通して、そういった時間も失われるかもしれない。
それでもフェルスタッペンは、「なんとかなるんじゃないかな。将来的には、リリーと一緒にゲームをするかもしれないしね!」と語り、早くも“親子ゲーマー”としての将来に期待を寄せた。
祝福の声続々、現役F1“パパドライバー”は2人に
セルジオ・ペレスとケビン・マグヌッセンが昨季末でF1を離れたことで、今季の現役F1“パパドライバー”は2人に減少。そのうちの1人である先輩、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、ユーモアを交えて祝福した。
「良く眠る子だといいね。その点、うちは大丈夫だったけど。素晴らしいことや嬉しいこと、いろいろと発見があると思うから楽しんで」
また、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)も「サウジで少しだけ話したけど、彼がどれだけ楽しみにしているかが伝わってきたよ。心からおめでとうと言いたいね」とコメントを寄せた。
チームメイトの角田裕毅も「パパ、本当におめでとう!ケリーと君の幸せを心から願ってる。2人の赤ちゃんに会えるのを楽しみにしてる」と祝福のメッセージを贈った。