サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を周回するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスとアストンマーチンのセバスチャン・ベッテル、2021年10月22日F1アメリカGPフリー走行1にて
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

メルセデス、直線でレッドブルを圧倒して1-2発進「差は非常に大きい」とホーナー代表 / F1アメリカGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン17戦目となる2021年F1世界選手権アメリカGPが現地10月22日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開幕を迎え、日本時間25時30分から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのはバルテリ・ボッタス。1分34秒874のトップタイムを記録してメルセデスのチームメイトのルイス・ハミルトンを0.045秒差で2番手に退けた。

ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3番手。ボッタスに対して0.932秒という大差で遅れた。その後ろにはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ勢が4-5番手で続いた。

前戦トルコでのハミルトンの4基目投入に続き、ボッタスは週末に向けて今季6基目となるICE(内燃エンジン)を投じて5グリッド降格を受ける。またアストンマーチンとウィリアムズの各1台もM12パワーユニット・コンポーネントを交換して最後尾に回る。

故にエンジンを高めの出力で運用していた可能性はあるが、それを差し引いてもレッドブル・ホンダとメルセデスのギャップは異様に開いた。

レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表はこの差を「非常に大きい」と認める。

「その内の90%はストレートで発生している。単に彼らがエンジンモードを上げているだけなのか、それとも何らかのシステムのせいなのか。この後、分析してみるつもりだ」

「午後のFP2で、それがどう収束するかを見守る事にしよう。我々としてはパッケージを調整していくつもりだし、まだまだこれからだ」

フェルスタッペンがソフトのみのプログラムを消化した一方、もう1台のRB16Bをドライブするセルジオ・ペレスはソフトでの計測を1回のみとして、ハードタイヤでの作業に取り組み7番手でセッションを終えた。

アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅が僚友から1.343秒落ちの18番手という結果だった。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を周回するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年10月22日F1アメリカGPフリー走行1にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を周回するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年10月22日F1アメリカGPフリー走行1にて

金曜午前の現地オースティンは晴天に恵まれ、セッションは気温26.5℃、路面温度31℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは中間レンジのC2からC4までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

COTAは高速セクションが多くタイヤに厳しい。路面温度が30度を超えていた事もあり、各車タイヤのオーバーヒートを抱え、路面のバンプも相まってか、リアを滑らせるマシンが多く見られた。

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はセッション開始3分、アウトラップ中に青くペイントされたターン12のランオフエリアにクルマを停めた。

車体下部からは何らかの液体が漏れ、レースコントロールは車両回収のために赤旗を振った。終盤残り15分でコースに復帰したものの、周回数は最小となる12ラップに留まり15番手でヘルメットを脱いだ。

グリーンフラッグが振られたのも束の間、今度は開始20分というタイミングでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が高速のターン5でリアを失い、コース外に飛び出てイエローフラッグが振られた。幸いにも壁への接触は回避した。

同じ様にニキータ・マゼピン(ハース)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)もスピンを喫したが共にクラッシュに至る事はなかった。

母国レースを迎えたハースは今季、マシン開発を行っておらず、地元ファンの前でフィールド最後方19-20番手で最初のプラクティスを終えた。チームメイトに3.3秒差を付けて19番手を刻んだミック・シューマッハは、最終盤のターン12でペレスと絡むインシデントがあった。

2021年F1第17戦アメリカグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間10月23日(土)5時から1時間の日程で開催される。

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:34.874 17
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:34.919 +0.045 18
3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:35.806 +0.932 16
4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:36.334 +1.460 18
5 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:36.508 +1.634 20
6 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:36.611 +1.737 18
7 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:36.798 +1.924 20
8 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:36.855 +1.981 11
9 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:36.874 +2.000 18
10 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:36.876 +2.002 18
11 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:36.966 +2.092 19
12 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:36.970 +2.096 22
13 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:36.972 +2.098 20
14 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:36.982 +2.108 20
15 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:37.068 +2.194 12
16 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:37.458 +2.584 18
17 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:37.463 +2.589 19
18 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:37.954 +3.080 22
19 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:38.866 +3.992 17
20 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:42.239 +7.365 19

コンディション

天気
晴れ
気温
26.5℃
路面温度
31℃

セッション概要

グランプリ名
F1アメリカGP
セッション種別
フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
設立
2012年
全長
5516m
コーナー数
20
周回方向
反時計回り

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