現地10月20日(金)午前のテキサス州オースティンの上空にはどんよりとした雨雲が垂れ込み、1回目のF1アメリカGPフリー走行はウェットコンディションでスタートした。セッションが進むにつれて路面は乾き、各マシンはインターミディエイトからスーパーソフトへとタイヤを履き替えた。

トップタイムを記録したのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。難しいコンディションにも関わらず、自身の昨年の予選Q2タイムを上回る1分36秒335を記録した。2番手にはコンマ6秒差でフェラーリのセバスチャン・ベッテル、マシンのバイブレーションに不満を訴えていたが、上手く手綱を締めた。3番手にはバルテリ・ボッタスが100分の5秒差で続いた。

4番手タイムは2020年までの契約延長を発表したマックス・フェルスタッペン、エンジン不調に手こずったが見事トップ3に肉薄した。マイレージの溜まった古いパワーユニットは明日以降載せ替えられる可能性がある。

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残る4戦で最大のチャンスと意気込むマクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが0.013秒差でフェルスタッペンに続き5番手タイムを記録。前日に残留会見を開いたフェルナンド・アロンソは油圧漏れが発見されたため、急遽メカニックが懸命の修復作業にあたった。残り10分を切ったところで無事コースインも周回は僅か4周、タイム計測は叶わず最下位に沈んだ。アロンソが走れなかった事で不足したデータが、明日以降重くのしかかるのは想像に難くない。

ルマン24時間王者のブレンドン・ハートレーは14番手、隣のガレージに座った同じくトロ・ロッソの17番手ショーン・ゲラエルを上回り、実力の差をみせつけた。ルノー移籍後初走行のカルロス・サインツは10番手、コンマ8秒もの大差で新しいチームメイトにご挨拶、13番手のニコ・ヒュルケンベルグを従えた。

2017年F1アメリカGP2回目のフリー走行は、日本時間10月21日(土)早朝4時から行われる。

2017年F1第17戦アメリカGPフリー走行1（FP1）リザルト

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