シルバーストーンのガレージに収まるトロロッソ・ホンダSTR13 28号車、2018年F1イギリスGPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

苦戦トロロッソ、路面温度の上昇に翻弄「マシンバランスが大きく狂ってしまった」 F1イギリスGP《初日》2018

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7月6日(金)に行われたF1第10戦イギリスGP初日プラクティスを終えて、スクーデリア・トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、ガレージ内の動きと実施したプログラムの内容を説明した。

パフォーマンス改善のために新しいエアロパッケージを持ち込んだトロロッソ・ホンダだが、グランプリ初日はピエール・ガスリーが13番手、ブレンドン・ハートレーが17番手と厳しい結果に終わってしまった。ガスリーに至ってはFP2の走行中にパワーユニットのトラブルが発生。走行時間を大幅に失う事となった。

田辺豊治テクニカル・ディレクターによれば、不具合が出たPUは金曜フリー走行用のエンジンという事で、かなりマイレージの溜まった個体だという。そのため、グリッド降格ペナルティの心配をする必要はないが、予定していたロングランを実施できず、プログラムに支障が出てしまった事は否めない。

今日のリザルトについてエドルズは、路面温度の急激な上昇に対処しきれずマシンバランスが崩れた事がパフォーマンスに影響を与えたとの考えを示している。

トロロッソ:F1イギリスGP初日を終えて

ジョナサン・エドルズチーフエンジニア

パフォーマンスを向上させるため、我々は今回のシルバーストーンに新しい空力アップグレードを持ち込んだんだ。ピエールには両セッションで、ブレンドンにはFP2のみ新しいパッケージで走行してもらった。

FP1では大半の時間を空力のテストに費やした。ピエールのマシンにはエアロレイクを取り付けてセッションをスタートさせ、広範囲に渡るさまざまな項目をテストした。必要なデータはすべて集める事ができたと思う。それと並行して、マシンバランスの向上を目指してメカニカルセットアップも進めた。

FP2ではもう少し普段のフリー走行に近いプログラムに取り組み、まずはショートランから始めてその後ロングランでのシミュレーションに移行した。だが、午前と比べて路面温度が10℃以上も上がったため、どちらのマシンもバランスが大きく変わってしまった。そのため再度バランスを整えるために、セッション序盤にミディアムタイヤで走行することにした。

残念ながら、ソフトタイヤでのショートラン中にピエールにパワーユニットの問題が出てしまい、予定していたロングランを走る事が出来なかった。予選、決勝ともに今日のFP2と似たようなコンディションになると予想されているから、今日の気温に合わせてマシンを再度最適化しなおし、ドライバーがもっと攻められるようなマシンにできればと思っている。


初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手につけたメルセデスのルイス・ハミルトンを0.187秒差で退けた。3番手にはトップから0.357秒遅れでバルテリ・ボッタス。ハミルトンの5連覇阻止に向けて、跳馬が上々の仕上がりをみせた。

F1イギリスGP 3回目のフリー走行は、日本時間7月7日(土)19時から、公式予選は同22時からスタートする。

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