レッドブル・ホンダ、メルセデスを抑え今季初の初日制覇…フェルスタッペンが最速連取 / F1トルコGP《FP2》結果とダイジェスト
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、イスタンブール現地11月13日に行われたF1第14戦トルコGP金曜2回目のフリー走行でトップタイムを記録。初日を最速で締め括り、今シーズン初めてイベント一日目の両セッションでタイムシートのトップに立った。
FP1で全体ベストを刻んだフェルスタッペンは、現地15時にグリーンフラッグを迎えたFP2で1分28秒330をマーク。2番手に付けたシャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.401秒引き離して最速の座を手にした。
予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温15℃、路面19.5℃のドライコンディションでスタートした。再舗装されてグリップが不足していた路面も、残り30分を切ったあたりでようやくレーシングラインが形作られ始め、各車1分20秒台に入れ込む程までに改善した。
とは言え、フェルスタッペンの自己ベストはファン・パブロ・モントーヤが保持するラップレコードより4秒も遅く、シミュレーションで導き出された現行マシンの予想ポールタイムには8秒届いていない。土曜午前のプラクティスでどこまでタイムが縮まるか見ものだ。
既にコンストラクターズ選手権での7連覇を決めているメルセデスは、午前のFP1でグリップを引き出す事に苦労していたが、FP2ではバルテリ・ボッタスが3番手、ルイス・ハミルトンが4番手と、帳尻を合わせてきた。
特異なコンディションであるとは言え、メルセデスがライバルに先行を許す状況はチャンピオンシップにとって歓迎すべきものと言える。メルセデスが初日セッションで一度もタイムシートのトップに立てなかったのは、シルバーストン・サーキットでの第5戦70周年記念GP以来、今季2回目だ。
開発が終了したメルセデスW11に対し、レッドブル・ホンダRB16はシーズン終盤に向けて息を吹き返してきている。このクルマは2021年シーズン型とほぼ同一であり、来シーズンの激しい選手権争いへの期待が膨らむ。
ホンダエンジン勢は4台全てがトップ10に入れ込んだ。セッション前半にファステストを刻み続けていたアレックス・アルボンは僚友から1秒遅れの5番手に、そのすぐ後ろにはアルファタウリ・ホンダの2台が並び、ブレーキに不満を訴えていたダニール・クビアトがピエール・ガスリーを抑えて6番手でヘルメットを脱いだ。
FP1でトラブルに見舞われたカルロス・サインツは、エンジンに関わる幾つかの電気系パーツを交換してセッションに臨み、40周という充実のマイレージを稼いで14番手でクルマを降りた。僚友ランド・ノリスはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とランス・ストロール(レーシングポイント)に続く10番手に付けた。
2020年F1第14戦トルコグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月14日(土)18時から1時間の日程で開催される。
2020年F1第14戦トルコGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:28.330 | 37 | |
2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:28.731 | +0.401 | 44 |
3 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:28.905 | +0.575 | 42 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:29.180 | +0.850 | 39 |
5 | 23 | アルボン | レッドブル | 1:29.363 | +1.033 | 41 |
6 | 26 | クビアト | アルファタウリ | 1:29.689 | +1.359 | 42 |
7 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:29.944 | +1.614 | 42 |
8 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:30.022 | +1.692 | 41 |
9 | 18 | ストロール | レーシングポイント | 1:30.297 | +1.967 | 37 |
10 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:30.907 | +2.577 | 39 |
11 | 11 | ペレス | レーシングポイント | 1:31.104 | +2.774 | 37 |
12 | 31 | オコン | ルノー | 1:31.380 | +3.050 | 36 |
13 | 99 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:31.493 | +3.163 | 38 |
14 | 55 | サインツ | マクラーレン | 1:31.498 | +3.168 | 40 |
15 | 3 | リカルド | ルノー | 1:31.660 | +3.330 | 34 |
16 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 1:31.932 | +3.602 | 42 |
17 | 63 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:32.302 | +3.972 | 38 |
18 | 8 | グロージャン | ハース | 1:32.570 | +4.240 | 32 |
19 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:32.807 | +4.477 | 37 |
20 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:33.488 | +5.158 | 40 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 15℃ |
路面温度 | 19.5℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1トルコGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | イスタンブール・パーク・サーキット |
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設立 | 2005年 |
全長 | 5338m |
コーナー数 | 14 |
周回方向 | 反時計回り |