
誰もが彼を愛さずにはいられない――メキーズ代表、シート喪失の角田裕毅に最大限の賛辞。速さと人柄を称える
2025年シーズン限りでF1レギュラーシートを失うことになった角田裕毅に対し、レッドブル・レーシングのローラン・メキーズ代表が惜別と称賛のコメントを発表した。
レッドブル・グループは最終戦アブダビGPを前に、2026年のドライバー体制を発表。マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとしてアイザック・ハジャーを昇格させることを決定した。
これにより、角田は5年間守り抜いたF1グリッドを降り、来季はテスト兼リザーブドライバーとしてチームを支えることになった。
完成度の高いレーサーへ成長
Courtesy Of Red Bull Content Pool
角田裕毅とローラン・メキーズ代表、2024年2月8日ビザ・キャッシュアップRB「VCARB 01」ローンチイベントにて
メキーズは、角田がレッドブル・ファミリーで過ごした時間と、そのドライバーとしての進化を高く評価した。
「ユーキはレッドブル・ファミリーで7年にわたってレースを続けてきた。そして私は、レッドブルの2つのチームで彼と共に働く機会に恵まれた」
「F1でこれまで積み重ねた5シーズンの中で、ユーキは予選での一発の速さも、決勝での鋭いスタートと駆け引きも持ち合わせた、完成度の高いレーサーへ成長した」
かつては無線での叫び声や荒削りな走りが注目されることもあった角田だが、今やチーム代表が認める”コンプリート・ドライバー”へと成長した。
「嫌うなんて無理だ」
そして何より、メキーズが強調したのは角田の人間性だ。そのキャラクターは、チームの雰囲気を明るくし、結束を高める上で欠かせない要素だったという。
「F1に関わる誰もが、ユーキを嫌うなんて無理だと認めるはずだ。彼の人柄はまわりに伝染するように明るく、レッドブルファミリーにとってかけがえのない存在になった。これまでの貢献に心から感謝したい」
レギュラーシートこそ失ったが、関係が終わるわけではない。技術レギュレーションが刷新される2026年の重要な開発局面において、角田の経験と能力は依然として必要とされている。
「そして2026年のプロジェクトに向けても、貴重な支えになってくれると確信している」とメキーズは締め括った。