
決定打は「純粋な速さ」―レッドブル、21歳の新鋭アイザック・ハジャーを抜擢。2026年のフェルスタッペンの相棒に
レッドブル・レーシングは欧州現地12月2日、2026年シーズンのドライバーラインナップを正式に発表し、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとしてアイザック・ハジャーを起用することを明らかにした。
9月に21歳になったばかりのフランス人ドライバーが、F1界で最も切望されるシートのひとつを射止めた。2026年はF1にとって技術規則が刷新される変革の年であり、レッドブル・フォード・パワートレインズにとってもデビューイヤーとなる。チームは、4度のF1王者フェルスタッペンの経験と、ハジャーの若き才能を融合させ、新時代に挑む決断を下した。
オランダGPでの表彰台が決定打に
Courtesy Of Red Bull Content Pool
表彰台で歓喜する3位アイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年8月31日(日) F1オランダGP決勝(ザントフォールト・サーキット)
ハジャーの昇格を決定づけたのは、レーシング・ブルズ(VCARB)から参戦中のルーキーシーズンにおける鮮烈なパフォーマンスだ。特にオランダGPでの表彰台獲得は、彼のポテンシャルを証明するハイライトとなった。
レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を務めるローラン・メキーズは、ハジャーの「純粋な速さ」こそが最大の選考理由だと示唆する。
「アイザックは初のF1シーズンにもかかわらず、素晴らしい成熟ぶりを見せ、飲み込みが早いことを証明してきた。そして何より重要なのは、このスポーツにおける第一の要件である『純粋な速さ』を示したことだ」
「我々は、アイザックがマックスの隣で前進し、コース上で魔法のような走りを見せてくれると信じている。2026年はチームにとってもレッドブル・フォードにとっても壮大な挑戦になるが、同時にエキサイティングな時でもある。共に何ができるか楽しみにしている」
ハジャー「努力が報われた」
ジュニアチーム時代からレッドブルの支援を受けてきたハジャーにとって、トップチーム昇格は悲願だった。ハジャーはチームからの信頼に感謝しつつ、王者と共に戦うことへの期待を口にした。
「レッドブル・レーシングが僕に、F1の最高レベルでレースをするというチャンスを与え、信頼を寄せてくれたことに感謝してる。ジュニアチームに入ってから積み重ねてきた努力が報われた気がして、すごく嬉しい」
「キャリアを通じて多くの浮き沈みがあったけど、彼らはずっと僕を信じ、背中を押し続けてくれた。今年はレーシング・ブルズで本当に素晴らしい時間を過ごし、多くを学び、初表彰台も獲得できた。チームのサポートと準備のおかげで、レーシングドライバーとしても人としても大きく成長できたと感じてる」
自信に満ちた若き才能は、すでにその視線を2026年の開幕に向けている。
「レッドブルでレースをする準備はできてるし、彼らもそう感じてくれていることを嬉しく、そして誇りに思う。最高のステップアップだ。マックスと働き、彼から学ぶことが待ちきれない」