角田裕毅、Q3届かずも「夢のよう。最高に楽しかった!」他車も順位も眼中になし、決勝へ“最大限プッシュ”

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角田裕毅(レーシング・ブルズ)は、2026年F1第12戦オランダGPの公式予選を12番手で終えながら、「とても満足しています」と振り返った。Q3進出には0.102秒届かなかったが、8カ月ぶりのF1復帰、さらに初めて乗る2026年型マシンでの2日目という状況で、本人が何より手応えを感じたのは、マシンの限界を急速につかみ始めたことだった。

「このマシンに乗るのは初めてですし、8カ月間レースで走っていませんでした。何より大事なのは、本当にすごく楽しめたことです。それに、まだちゃんとアドレナリンが出ているのを感じました」

最高技術責任者を務めるティム・ゴスは「新世代マシンの複雑さを驚くほど素早く理解している」とし、「素晴らしい仕事」をしていると評価。さらに、「またも中団トップ争いに加われることを証明した」と称賛した。

他車も順位も気にせず、自分の走りに集中

角田は予選中、周囲のタイムや自身の順位をほとんど意識していなかったという。目を向けていたのは、自分のドライビングと改善できる場所だけだった。

「何と言えばいいのか分からないですけど、本当にほかのマシンのことは気にしていませんでした。ほかのドライバーが何をしているのかとか、自分が何番手にいるのかとか、そういうことは気にせず、自分自身と、どこを改善できるのかということだけに集中していました」

Q1ではチームメイトのアーヴィッド・リンブラッドと僅差のタイムを並べ、8番手で通過。Q2でも自己ベストを更新したが、10番手でQ3へ進んだリンブラッドには0.102秒届かなかった。

それでも角田は「そのプロセスを本当に、本当に楽しめました」と語る。結果を追うのではなく、走るたびに新世代マシンへの理解を深めていくこと自体が、今回の予選では大きな意味を持っていた。

限界をつかみ、攻める余地を拡大

初日の段階では、まだマシンの限界がどこにあるのか確信を持てていなかった。それがスプリントを走ったことで変化したという。

「昨日はまだマシンに乗り始めたばかりで、限界がどこにあるのかもよく分かっていない状態でした。でも、スプリントレースを通して少しずつ理解できるようになって、このマシンでもっとプッシュできるようになりました」

限界に近づいたことで、時には攻めすぎる場面も出てきた。ただ、角田にとっては、それもマシンを理解する過程の一部だった。

「時にはプッシュしすぎることもありますが、そういうことも含めて、本当に楽しめました。Q3にも本当にあと少しでした。進出することはできませんでしたが、夢のようでした。最高に楽しかったです!」

入賞見据えて決勝へ「最大限プッシュします」

決勝に向けても、角田は前向きだ。24周のスプリントを通して良好なペースを発揮できたと語る。

「ペースもそれほど悪くありませんでした。それに、僕の側のガレージからも自然に上積みされるパフォーマンスがあります」

ポイント圏内まであと2つ。初日から積み重ねてきた2026年型マシンへの理解を、今度は結果につなげることを目指す。

「すごく楽しみです。ポイント圏内のすぐ近くからスタートしますしね。長いレースになりますが、最大限プッシュします」


2026年F1オランダGP予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリと、その後方をメルセデス勢が占める結果となった。

決勝レースは日本時間8月23日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4259mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。