角田裕毅ら5名、規則違反なのに「適切な行動」で処分なし…一見矛盾するオランダGP裁定

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角田裕毅(レーシング・ブルズ)ら5人が、2026年F1第12戦オランダGPのスプリント開始前にレースディレクターの指示に従わず、規則違反と認定された。ところがスチュワードは、その違反に当たる行為そのものを「適切」だったと判断。5人全員にペナルティを科さないという、一見すると矛盾する裁定を下した。

対象となったのは角田のほか、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)、そしてバルテリ・ボッタス(キャデラック)の5人で、いずれもグリッドに向かう際、第1セーフティーカー・ラインに到達する前にマシンを停止した。

F1規則第B5条2項4号は、「レコノサンス・ラップを完了せず、自力でグリッドに到達しなかったF1マシンは、グリッドからスタートすることはできない」と定めており、レースディレクターは文書を通じて所定の手順を明確化している。

この条件を満たさなかったため、角田を含む5人はFIA国際競技規則(ISC)第12条2項1号iに違反したと認定された。

それでも処分が科されなかったのは、これらの5台がグリッド付近に到達した時点で「グリッド後方が極めて混雑していた」ためだった。

映像とオンボード映像を確認したスチュワードは、各ドライバーが「可能な限りグリッドに近い安全な場所でマシンを停止した」として、その判断を「適切」だったと評価した。

その結果、角田、フェルスタッペン、ハミルトン、ストロール、ボッタスはいずれも違反が認定されながら、行動の妥当性も同時に認められ、ペナルティなしとなった。

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