
角田裕毅、F1復帰は1戦限りか…新たに判明したハジャーの負傷状況、レッドブルは次戦イタリアGP復帰を視野
現時点では、角田裕毅のF1復帰は第12戦オランダGP限りとなる可能性が高いようだ。負傷したアイザック・ハジャー(レッドブル)は手首を骨折したとされるが、現在チームは次戦イタリアGPでの復帰を目標に掲げている。
チーム側は明言していないが、ハジャーは先週後半、トレーニングの一環として普段から行っているボクササイズの最中に手首を骨折したとされる。これまでけがの程度に関する情報はなかったが、骨折とはいえ非常に軽微なようだ。
骨折も軽微、欠場は「予防措置」
英国の衛星テレビ局『Sky Sports F1』はハジャー陣営からの情報として、骨にほんのわずかな亀裂が入ったため、チームドクターに相談し、手の専門医にも診てもらったうえで、悪化のリスクを避けるために「予防措置」として今週末の欠場が決まったと伝えた。
サンドバッグを殴った瞬間に痛みを感じたわけではなく、翌朝になって違和感に気づき、医師の診察を受けたという。順調にいけば、2週間後のイタリアGPには復帰できる見通しだとされる。
一方、チーム側としては、ハジャーを無理に出走させるつもりはないようだ。チーム代表を務めるローラン・メキーズは、「アイザックは大丈夫だ。彼に関して、リスクを冒す理由は何もない」と語る。
「今シーズンは本当に素晴らしいスタートを切っており、セッションを重ねるごとに、週末を重ねるごとに、どんどん良くなっている」
「いかなるリスクも取るつもりはない。今週末は回復に専念してもらう。そのうえで、できるだけ早く彼を再びマシンに乗せられればと思っている」
チームが見据えているのは、9月4日(金)から6日(日)に開催されるイタリアGPでの復帰だ。メキーズは「現時点で断定するにはまだ早いが、モンツァで復帰してもらうことを目標にしている」と説明する。
イタリア復帰なら角田代役は一戦のみ
当然、ハジャー自身は早期の復帰を望んでいるが、フランスの有料テレビ局『Canal+』によれば、ハジャーと同じ理学療法士カルロス・J・ガルシア氏のサポートを受けているMotoGP王者マルク・マルケスは、ハジャーに復帰を急がないよう助言したという。
マルケスはこれまでに、右上腕骨や右親指の骨折などを経験してきた。ハジャーは手首を負傷したあとマルケスに連絡を取ったとされる。
今回のドライバー交代では、ハジャーの欠場を受けてリアム・ローソンがレーシング・ブルズからレッドブルに移り、その空いたシートに角田が入っている。そのため、ハジャーが復帰すれば、ローソンがレーシング・ブルズに戻り、角田のシートはなくなる。
ハジャーはイベント初日を迎えた金曜日、ザントフォールトのパドックに姿を見せた。その左手は袖で覆われていた。週末を通じて現地に滞在し、チームを見守る予定だ。