ムジェロ・サーキットのパドックを並んで歩くアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト
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アルファタウリ・ホンダ、AT01にアップデート…ガスリーがQ3見据える好走を連発

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アルファタウリ・ホンダは9月11日(金)に行われた2020 F1第9戦トスカーナGP初日2回目のプラクティスで、ピエール・ガスリーが8番手、ダニール・クビアトが15番手につけた。

前戦でのガスリー優勝のお祝い気分も束の間、ファエンツァのチームは1週間後のムジェロでAT01にアップデートを投入。ガスリーは初勝利の勢いそのままに午前のFP1で5番手タイムを刻むと、午後も8番手につけ、好感触の1日を過ごした。

順位 ドライバー チーム タイム
8 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:18.244 +1.255 30
15 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:18.736 +1.747 33

チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは今回持ち込んだアップデートについて「空力及びメカニカルに関する新しいコンポーネントを搭載した。未知のコースという事で、ドライバー達にはできるだけ多く走って貰えるよう走行時間を費やすと共に、新しいコンポーネントの評価にも取り組んだため、FP1は忙しかった」と説明した。

ガスリーがポジティブなセッションを過ごした一方、クビアトがガスリーに対して0.492秒遅れるなど奮わなかった点については「特にソフトタイヤのマシンバランスとグリップに苦戦していた。彼がハンドリングに手を焼いていた理由を突き止める必要がある」と補足した。

アルファタウリ・ホンダ:F1トスカーナGP初日

ピエール・ガスリーFP2: 8位, FP1: 5位

両セッションでトップ10に入れたし、全体として今日は力強い一日になったと思う。高速コーナーが多いムジェロでF1マシンを走らせるのは凄く印象的で、本当に楽しかった。明日に向けて、パッケージの性能を引き出して更にパフォーマンスを向上させるべく、セットアップを煮詰めていきたい。

ダニール・クビアトFP2: 15位, FP1: 7位

今日はまずまずの一日だった。F1初開催の新しいサーキットだし、ドライブするのが本当に楽しかった。自信を持って走るためにはマシンバランスが重要だ。今日はムジェロでのベストなセッティングを探りつつ、多くの事を学んだ。明日に向けて改善の余地があると思うから、この後もベストを尽くすつもりだ。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2回のセッションで共に最速を刻んだ。2番手にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスがタイムシートのトップに並んだ。3番手には僅差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。

F1トスカーナグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってムジェロ・サーキットで開催される。ムジェロでのF1グランプリは史上初。コースの詳細はムジェロ・サーキットを参照されたい。

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