2020 F1シュタイアーマルクGP︰決勝スターティング・グリッド、降格ペナで6番手以降のグリッドが変動
2020年シーズンのF1世界選手権第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースの公式スターティンググリッドが、国際自動車連盟(FIA)より発表された。降格ペナルティなどにより6番手以降のグリッドに変動が生じた。
2戦目にして早くもアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)の3名が2基目のパワーユニットコンポーネントの封を切ったが、こちらはいずれも降格の対象外であった。
ギアボックスを丸ごと交換したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、そして予選でクラッシュを喫したアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)の4名だ。ジョビナッツィは6戦連続使用義務違反の対象となるため5グリッドが科せられた。
なお他のギアボックス関連としては、チェンジギアとドグリングへの物理的損傷を理由にアルボンが2~8番ギアを同じ仕様の新しいものに交換し、ランド・ノリス(マクラーレン)が6番ギアを同じく交換しているが、これらは罰則の対象外となる。
スポーティング・レギュレーション違反でシャルル・ルクレール(フェラーリ)とノリスの2名が降格を受けた。
予選11番手とQ2敗退を喫した跳馬ドライバーは、Q2でクビアトの走行を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受け14番グリッドに。ノリスはFP1でニコラス・ラティフィを原因とするイエローフラッグが振られた際、これを無視したとして3グリッド降格処分を受ける。9番手グリッドへの降格となるが、ノリスにとっては9戦連続のトップ10スタートとなる。
更に決勝レースを1時間後に控え、スチュワードはハースのロマン・グロージャンにピットレーンスタートを命じた。予選を終えたハースがパルクフェルメ規定を破ってグロージャンのマシンに変更を加えたためだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番グリッドにはレッドブル・リンク3戦連続の2番手スタートとなるマックス・フェルスタッペンが続き、3番グリッドにはキャリア最高位を手にしたカルロス・サインツ(マクラーレン)がつく。
F1シュタイアーマルクGPスターティンググリッド
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | メルセデス | 1(-) |
2 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 2(-) |
3 | C.サインツ | マクラーレン | 3(-) |
4 | V.ボッタス | メルセデス | 4(-) |
5 | E.オコン | ルノー | 5(-) |
6 | A.アルボン | レッドブル | 7(+1) |
7 | P.ガスリー | アルファタウリ | 8(+1) |
8 | D.リカルド | ルノー | 9(+1) |
9 | L.ノリス | マクラーレン | 6(-3) |
10 | S.ベッテル | フェラーリ | 10(-) |
11 | J.ラッセル | ウィリアムズ | 12(+1) |
12 | L.ストロール | レーシングポイント | 13(+1) |
13 | D.クビアト | アルファタウリ | 14(+1) |
14 | C.ルクレール | フェラーリ | 11(-3) |
15 | K.マグヌッセン | ハース | 15(-) |
16 | K.ライコネン | アルファロメオ | 16(-) |
17 | S.ペレス | レーシングポイント | 17(-) |
18 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 18(-) |
19 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 19(-) |
pit | R.グロージャン | ハース | 20(-) |