カッパを着て雨の中を歩くハースのロマン・グロージャン、2020年F1シュタイアーマルクGPcopyright Haas

ハースF1、パルクフェルメ違反…グロージャンにピットスタート命令 / F1シュタイアーマルクGP

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国際自動車連盟(FIA)は第2戦F1シュタイアーマルクGP決勝開始を1時間後に控え、ハースF1チームのロマン・グロージャンにピットレーンスタートを命ずる裁定を下した。

スチュワードはハースがパルクフェルメ下にある車番8に対して作業を行ったとして、71周のレースを前にFIA-F1スポーティング・レギュレーション第34条2項、第34条4項、並びに第34条7項への違反を認めた。

ハースは予選Q1でグロージャンをコースに送り出しており、このタイミングを以て「パルクフェルメ」に入ったわけだが、テクニカル・デリゲートからの報告を受けチームマネージャーからの聞き取り調査を終えたスチュワードは、ハースが予選終了から3時間30分後(現地11日20時16分)から23時20分までマシンへの作業を続けたと結論づけた。

F1においては、予選で一旦ピットレーンからコースへと出た瞬間に、マシンは”パルクフェルメ下にあるもの”とみなされ、決勝スタートまでそれが継続される。一部の例外を除いて、決勝フォーメーションラップ開始の5時間10分前までは、カバーをかけての保管が義務付けられ、予選セッション終了3時間半後以降はセットアップ変更やパーツ変更を含む一切の作業を禁止している。

スチュワードは文書の中で「一般にパルクフェルメ規定に違反した場合は失格処分が下される可能性もある」としながらも、今回のケースにおいて、規則を破ることなしにハースがレースでクルマを走らせる事は不可能であった事などを考慮して、ピットレーンスタートを命じた。

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