クルマの中で出走の時を待つスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール、2020年F1シュタイアーマルクGPcopyright Ferrari S.p.A.

ルクレール、クビアトへの走行妨害で3グリッド降格ペナルティ / F1シュタイアーマルクGP

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F1シュタイアーマルクGPのレーススチュワードは7月11日の公式予選を終えて、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールに3グリッド降格ペナルティと1点のペナルティポイント(累積3点)を科す裁定を下した。予選11番手とQ2敗退を喫したルクレールは、日曜の決勝レースを14番手からスタートする事になる。

ヘビーウェットという過酷なコンディションの中で行われた予選Q3のチェッカー後、エマニュエル・ピロを含む4名からなるスチュワード団は、レギュレーション違反があったとしてルクレールを2点の審議に掛けた。

1つ目はレッドフラッグ違反の疑いだった。予選Q1ではアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がクラッシュを喫し、自走してピットへと戻ろうとしたものの、ターン4の脇にマシンを停めた。これにより赤旗が振られる事となったが、ルクレールは速やかにピットへと戻らなかった。

この一件に関してはキミ・ライコネン(アルファロメオ)も同様の嫌疑が掛けられていたが、関係者からの事情聴取と映像証拠の見直しを終えたスチュワードは、いずれもお咎めなしの裁定を下した。だが、予選Q2でのダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)に対する走行妨害の件は罰則の対象となった。

ルクレールはスチュワードに対して「悪天候のため、バックミラーに何も映らなかった」と弁解したが、これが認められる事なかった。その理由としてスチュワードは「ルクレールはターン7を通過した後、クビアトが接近しており注意するようチームから十分に知らされていた」と説明した。

この結果、FIAフォーミュラ1スポーティング規則第31.5条への違反が認定され、3グリッド降格と1点のペナルティポイントの加算の裁定が下った。ペナルティポイントは累積12点に達すると1レースの出場停止となる。

結果としてクビアトはQ2敗退を喫し14番手に終わったわけだが、アルファタウリのテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エジントンはクビアトの予選について「Q1は何事もなく通過したが、Q2では残念ながらタイミングが悪く”クリーンラップ”を得られず、Q3に進めなかった」と説明している。

また、レーシングポイントのセルジオ・ペレスも黄旗無視の疑いで審議の対象となっていたが、スチュワードは不問に付した。

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