カタロニア・サーキットを周回するランド・ノリス駆るトリプルクラウン仕様のマクラーレンMCL60、2023年6月2日F1スペインGPフリー走行
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2023 F1スペイン PU投入状況:ノリスが3基目一番乗り、レッドブル勢含む10台が交換…新たに3台が降格リーチ

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国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第8戦スペインGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

レッドブル・ホンダRBPT勢を中心に以下の10台が新たなコンポーネントを開封した。ランド・ノリス(マクラーレン)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)は他車に先駆け、ICE(内燃エンジン)を含む主要エレメントが早くも3基目に達した。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 2 2 2 2
セルジオ・ペレス 2 2 2 2
シャルル・ルクレール 3 4
オスカー・ピアストリ 4
ランド・ノリス 3 3 3 3
フェルナンド・アロンソ 2 2
ピエール・ガスリー 3 3 3 3 4
エステバン・オコン 4
ニコ・ヒュルケンベルグ 2
ローガン・サージェント 2 2

フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)とニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、そしてローガン・サージェント(ウィリアムズ)の3台は降格リーチに達し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は決勝に向けて3基目のCEと4基目のES(バッテリー)を開封。15グリッド降格の対象となった。

ギアボックスに関してはマクラーレン勢とアルファロメオ勢が揃って、3基目のGBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)へと交換した。ギアボックスは年間4基まで使用する事ができる。

アゼルバイジャンGPを前に競技規定が改定された事で、V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間4基まで使用できる事となった。CE、ESは各2基まで、そしてエキゾーストは年間8セットまでに使用が制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1スペインGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 2 2 2 1 1 2
S.ペレスPER 2 2 2 2 3 3 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 2 2 2 2 3 4 3
C.サインツSAI 2 2 2 2 2 2 3
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 2 2 3
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 2 2 3
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 2 2 2 2 2 2 4
P.ガスリーGAS 3 3 3 3 2 2 4
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 4
L.ノリスNOR 3 3 3 3 2 2 5
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 2 2 2 1 1 3
周冠宇ZHO 2 2 2 2 1 1 3
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 2 2 3
F.アロンソALO 2 2 2 2 2 2 3
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 2 2 2 1 1 3
N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 1 2 3
アルファタウリ・ホンダRBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 1 2 3
角田裕毅TSU 2 2 2 2 1 1 2
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 2 2 4

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