ピットウォールで指示を出すホンダの田辺豊治
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ホンダF1「チェッカー後にテレメトリーで異常を感知、マシンを停めた」

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5月13日(日)に行われたF1スペインGP決勝レースを終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが週末を振り返った。

12番手グリッドのピエール・ガスリーは、オープニングラップで単独スピンを喫したロマン・グロージャン(Haas)の巻き添えを食う形でリタイヤ。FP3でのクラッシュのために予選欠場を強いられ、最後尾からの巻き返しに挑んだブレンドン・ハートレーは、レース終盤に印象的なペースを刻み12位完走を果たした。

無事に完走を果たしチェッカーを受けたハートレーだが、突如コース上にマシンを停めた。田辺によれば、テレメトリー上で異常が感知されたためだというが、深刻なものではなく大きな問題はないとの事。ハートレーはレコノサンスラップからマシンの振動を訴えていたが、関連があるかどうかについては明らかになっていない。

チェッカー後にテレメトリーで異常を感知

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日はポイント獲得を狙ってレースに臨みましたが、12番グリッドのピエールがグロージャンのスピンに巻き込まれ、1周目にリタイアせざるを得なかった事は非常に残念でした。

メカニックたちが懸命の作業でマシンを修復してくれた事で、ブレンドンは昨日の大きなクラッシュにも関わらず、今日のレースに出場し完走する事ができました。チェッカー後にテレメトリー上で異常を感知したので念のためマシンを止めましたが、深刻なものではなく大きな問題ではありませんでした。

来週はバルセロナに残り2日間のテストに臨むと同時に、次戦モナコGPに向けての準備も進めていきます。中盤戦にむけて忙しい時間を迎える事になります。


レースは、ポールシッターのルイス・ハミルトンが圧巻の走りを見せ今季2勝目を手にした。バルテリ・ボッタスが2位に続きメルセデスAMGが1-2。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。

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