フェラーリSF1000に乗り込むセバスチャン・ベッテル、2020年F1スペインGPにて
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フェラーリ︰ベッテル、12cm差でQ2敗退も決勝では9番手ルクレールより優位?「何か違った事ができれば…」

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スクーデリア・フェラーリは8月15日のF1スペインGP公式予選で、シャルル・ルクレールがQ3進出を果たして9番手を獲得した一方、セバスチャン・ベッテルはQ2ノックアウトで11番手という結果に終わった。

10番手でQ3進出を果たしたランド・ノリス(マクラーレン)とのギャップは1000分の2秒という僅差だった。これは距離に換算すると12cmに相当する。

Pos Driver Team Q1 Q2 Q3
9 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:17.256 1:16.953 1:17.087
10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:17.356 1:16.800 1:17.136
11 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:17.573 1:17.168

Q2敗退という響きは重いが、実際にはルクレールとベッテルのポジションは2つしか違わず、ルクレールが中古のソフトを履いてスタートしなければならない一方で、ベッテルは最善の戦略に合わせたベストなコンパウンドを選ぶことが出来る。日曜のバトルを制するのはどちらだろうか?

スポーティング・ディレクターのローラン・メキーズは決勝のターゲットについて「戦略面でベストを尽くして2台を可能な限り上位でフィニッシュさせ、コンストラクターズランキング3位の座を守ること」と語った。2点後方にはマクラーレンが、14点後方にはレーシングポイントがその背中を狙って控えている。

フェラーリ:F1スペインGP予選

セバスチャン・ベッテル予選: 11位, FP3: 12位

今日は本当に接戦で、1000分の2秒という僅かの差でQ3進出を逃した。あらゆる事を試してみたけど少し足らなかった。本当に残念だ。僕は週末を通して、適切なバランスを見つけるのに苦労している。

ポジティブな面に目を向けよう。明日のスタートタイヤは自由に選べるから、何かしら違ったことができればって思ってる。今夜考えてみるつもりだ。

今日は全体として、セクター1が良い一方で、中盤に向かってマシンが徐々にナーバスになっていった。特にターン7が酷く、ターン5もかなりトリッキーだった。最終セクターは幾らかマシだけど、ここでも適切なバランスを見つけるのが難しかった。

レースで役立ちそうな答えを見つ出すために、これから集めたデータを分析するつもりだ。

シャルル・ルクレール予選: 9位, FP3: 6位

失望の結果だね。マシンは満足できるものじゃなかった。予選の序盤はそんなに悪くなかったんだけど、その後はアンダーステアが大きくなってきて、セッション毎に悪化していった。とても走れるような状態じゃなかった。

結果として、最終的に9番手という残念な結果に終わってしまったから、原因を調べ上げて解決方法を模索する必要がある。僕らのクイックラップは単純に速さが不足している。

明日はベストとは言えないソフトタイヤでスタートする事になる。後続のマシンはミディアムかハードを履いてスタートするはずだ。恐らくはそれがベストな戦略だろうからね。よって、僕のレースは簡単にはいかないだろう。


ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。最前列2番グリッドにはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が並ぶ。2列目は、3番グリッドにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番グリッドにセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いている。

2020年F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間8月16日(日)22時10分にスタート。1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。

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