アレックス・アルボン、ストロールとの接触で3グリッド降格…次戦オーストラリアGPで
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F1サウジアラビアGPのスチュワードは3月27日の決勝レース最終盤に発生したクラッシュの責任はアレックス・アルボン(ウィリアムズ)にあるとして、3グリッド降格ペナルティを科す裁定を下した。
F1復帰2戦目に臨んだアルボンは11番手争いをしていた47周目のターン1でランス・ストロール(アストンマーチン)と接触。右フロントタイヤがパンクしたためにレースをリタイアした。
スチュワードはレース後、両ドライバーとチーム代表者からの聴取並びに、映像証拠を検証した上で、衝突の「全面的または主要な責任」はアルボンにあるとの判断を下した。
スチュワードは、アルボンがレイト・ブレーキングによってイン側のストロールに仕掛けた際にタイヤをロックアップさせ、コーナーのエイペックスで接触が発生したと指摘。FIA国際スポーティングコード第2条d 4章付録Lに違反するとして、次戦オーストラリアGPでの3グリッド降格と2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。
ペナルティポイントは12ヶ月間有効の罰則点で、12点に達すると1レースの出場停止処分が下される。
なおこの事故によって黄旗が振られた際に、減速が不十分なマシンがいた疑いがあるとの審議に関しては、データ確認を経て、これ以上の調査や措置は必要ないと判断したと発表した。
3月27日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2022年F1サウジアラビアGPの決勝では、4番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逆転の今季初Vを飾り、2位にシャルル・ルクレール、3位にカルロス・サインツと、フェラーリが再びW表彰台に上がる結果となった。
アルバート・パーク・サーキットを舞台とする次戦F1オーストラリアGPの決勝は、4月10日(日)日本時間14時にスタートの時を迎える。