フェルスタッペン、好発進決めるもFP2で後退4番手「タイヤの熱入れに手こずった」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは12月3日(金)のF1第21戦サウジアラビアGP 1回目のプラクティスで2番手を記録。好調なスタートを切ったかに思われたが、日没後のFP2では4番手に後退した。
両セッションで共にトップタイムを刻んだタイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのギャップはFP1では僅か0.056秒に過ぎなかったが、FP2では0.195秒にまで広がった。
FP2は路面温度が大幅に低下したという点でFP1と比べてコンディションが変化。ソフトを履いたRB16Bはフロントが機能せず、コーナーでアウト側に逃げていくシーンが目についた。
回頭性が悪く連続コーナー間での切り返しがスムーズにいかなかったためだろうか。フェルスタッペンは1日を通して何度か激しく縁石に乗り上げ、メカニックがディフューザーとフロアのダメージを懸念する場面があった。
タイヤの熱入れに手こずった
マックス・フェルスタッペンFP2: 4位, FP1: 2位
このコースは最高に良い感じだね。高速コーナーが多く、走っていて本当に楽しい。
FP2ではタイヤに熱を入れるのに手こずってしまったから、当然、その原因を探っていかなきゃならない。FP1からFP2にかけて幾つかクルマに変更を加えたんだけど、あまり上手くいかなかったから、予選までに適切なバランスを見つけていきたい。
他にも改善しなきゃならない部分があるから、明日までにペースを引き出すために何ができるか検討していくつもりだ。
トラフィックが厄介な事になる可能性もあるし、予選では何が起こるか分からないから、全力を尽くして懸命に取り組んでいく。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン。2番手に僚友バルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2で初日を締め括った。3番手にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が続いた。
F1サウジアラビアグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月4日(土)23時から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。