ザウバー・モータースポーツはF1第3戦オーストラリアGPに先立ち、「ステークF1チーム・キック・ザウバー」から「キック・ザウバーF1チーム（Kick Sauber F1 Team）」へとチーム名を変更した。

昨年まで「アルファロメオ」を名乗っていたスイス・ヒンウィルのチームは2024年シーズンに向けて、オンライン賭博サービス「ステイク」との2年に渡るタイトルスポンサー契約を締結した。

バルテリ・ボッタスと周冠宇がドライブする2024年型「C44」には黒と蛍光グリーンのカラースキームが採用され、バーレーンとサウジアラビアでの開幕2戦ではステイクのロゴが全体に配された。

しかしながら、ビクトリア州を含むオーストラリア全土ではギャンブル関連の広告に対して厳しい規制が設けられており、ザウバーは第3戦を前に国際自動車連盟（FIA）に対してエントリー名の変更を申請した。

「ステイク」に代わってチーム名のメインに据えられた「キック」は、プラットフォームと配信者の収益配分割合を5対95に設定する事で急成長を遂げているステイク傘下のライブ配信プラットフォームだ。

チーム代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、2月のローンチイベントの際に、グランプリ開催国の法的規制に則り、必要に応じて都度、チーム名を変更する可能性を認めていた。

スペインGPやベルギーGP、カタールGPでも「キック・ザウバーF1チーム」を名乗る事が予想される。

ザウバーは開幕2戦を経てウィリアムズ、RB、アルピーヌと並び、未だポイントを獲得できていない。バーレーンとサウジアラビアではピットストップの際に大幅なタイムロスがあった。

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