トラブルのためにマシンを停めたセバスチャン・ベッテル、2019年F1ロシアGP決勝レースにて

動画:F1ロシアGP《決勝》ハイライト / フェラーリ、自らメルセデスに勝利をプレゼント

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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、2019年F1ロシアGP決勝レースのピックアップシーンを収録した7分ジャストのハイライト動画を公開した。1時間33分に渡ってソチ・オートドロームで行われた選手権争いでは、フェラーリが信頼性と統制と戦略の面で失態を犯し、メルセデス勢に1-2を許す結果となった。

F1ロシアGP 決勝ダイジェスト

注目のオープニングラップでは、ロマン・グロージャン(Haas)、ダニエル・リカルド(Renault)、アントニオ・ジョビナッツィ(Alfa Romeo)の3名がスリーワイドでターン4へと侵入しクラッシュ。キャリア通算307戦目に挑んだキミ・ライコネン(Alfa Romeo)は、ジャンプスタートでペナルティを科された。

フェラーリ勢は事前の取り決めに従って、シャルル・ルクレールがセバスチャン・ベッテルに対してトウを提供。好スタートを決めたベッテルは、チームメイトとルイス・ハミルトンを交わしてトップに躍り出た。

その後チームは、合意内容に従って両者のポジションを入れ替えようと試みるも、ベッテルは「後2周(後ろのハミルトンから)逃げよう」と提案。チームオーダーを無視した格好となったが、第一スティントを終えてピットアウトするやいなや、メカニカルトラブルに見舞われリタイヤを喫した。

ベッテルのマシン回収のためのVSCが解除されると、今度はジョージ・ラッセル(Williams)がバリアにクラッシュ。セーフティーカーが導入され、隊列がリセットされた。このタイミングでフェラーリ陣営は、再びルクレールにピットインを指示。ソフトタイヤを履かせてコースに戻すも、バルテリ・ボッタスの後方3番手の位置で戻る事となり、ポジションを失った。

レース終盤はトロロッソ・ホンダ勢同士の激しいバトルが勃発。レースを振り返ったガスリーは「ダニーとのバトルは楽しかった」と語った。ピットスタートのアレックス・アルボン(Red Bull)は、残り3周でカルロス・サインツ(McLaren)を自力で抜き去り、見事5位にまで挽回した。

トラブルのためにマシンを停めたセバスチャン・ベッテル、2019年F1ロシアGP決勝レースにて

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