2018年仕様のホンダ製F1パワーユニットRA618H
Courtesy Of Honda

2019年 F1第16戦ロシアGP:パワーユニット投入状況 / クビアトが予選を前に4エレメントを追加投入

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FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズンF1第16戦ロシアGP予選開始直前における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

週末に先立っては、ホンダがレッドブル及びトロロッソの計4台に新品のスペック4エンジン(ICE)を投入。ES及びCE以外の4コンポーネント全てを交換したダニール・クビアトは最後尾へと降格し、他の3台は5グリッド降格を受ける事が確定した。

ところが予選前最後のプラクティス中、クビアトはエンジントラブルに見舞われ走行僅か4周に。ホンダはセッションを終えて今季7基目となるICE(スペック4)、ターボチャージャー、MGU-Hと6基目のMGU-Kを新たに投入した。トラブルの原因と詳細は現時点では明らかにされておらず、クビアトは予選を欠場する。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE=内燃エンジン、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロール・エレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

なお、ホンダエンジン勢以外にPU交換を行ったのは1台のみ。メルセデス製PUを搭載するウィリアムズのロバート・クビサが今季4基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-Hの封を切り、クビアトと並んで最後尾スタートとなる見通しだ。

F1ロシアGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
Mercedes バルテリ・ボッタス 3 3 3 2 2 2
Ferrari セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 3
Ferrari シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 5 4 4 3 3 3
RBR Honda アレックス・アルボン 5 4 4 3 3 3
Renault ダニエル・リカルド 5 4 4 4 3 4
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 6 4 4 3 2 3
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 3
McLaren Renault カルロス・サインツ 5 4 4 4 4 3
McLaren Renault ランド・ノリス 4 4 4 4 4 4
Racing Point Mercedes セルジオ・ペレス 4 4 4 3 1 1
Racing Point Mercedes ランス・ストロール 4 4 4 2 1 1
Alfa Romeo Ferrari キミ・ライコネン 4 3 3 2 2 3
Alfa Romeo Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 4 4 4 2 2 4
Toro Rosso Honda ダニール・クビアト 7 7 7 6 3 3
Toro Rosso Honda ピエール・ガスリー 7 5 5 5 3 3
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 3 3 3 2 3 3
Williams Mercedes ロバート・クビサ 4 4 4 2 1 1

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