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フェルナンド・アロンソは予選Q2に進出もQ3のタイム更新できず15番手、ストフェル・バンドーンはQ1敗退を喫し17番手という結果に終わったマクラーレン・ホンダ。これは奇しくも前回のバーレーンGPと全く同じ予選結果である。
ホンダF1の総責任者を務める長谷川祐介は、マシンバランスの最適化を第一にFP3のプログラムを実施したと語る。予選のアタックを終えたアロンソは「マシンの感触が良かった。バランスも良かったし、グリップも多かった」と無線で伝えており、この戦略は功を奏しているようだ。
ホンダ：ロシアGP予選を終えてのコメント
長谷川祐介
ホンダF1プロジェクト総責任者
「我々のパッケージを考えれば、ここでの予選が私たちにとって難しいものになるのは分かっていた事です。残念ながら、今日の予選結果はそれを反映しています」
「今朝のFP3では、車のベストバランスを見つけるのにほとんどの時間を費やしました。両ドライバーは、予選に最適なセッティングを見つけるために、さまざまな車高と機械的なバランスを試しました。このサーキットはタイヤの管理が非常に難しいので、各々のタイヤを効率的に暖めるための使い方にも焦点を当てました」
「今日の予選では、フェルナンドが再び素晴らしいパフォーマンスを見せ、厳しい状況の中Q2に進出しました。ストフェルもまた、決勝で15グリッド降格のペナルティを負ったにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。これは彼のモチベーションが高いままであることを示しています」
「明日の決勝レースは難しいものになるでしょうが、チームの誰もがポイントを獲得するために、パッケージからベストを引き出し懸命に戦うでしょう」
チームはバンドーンの降格ペナルティを見越して決勝に照準を定めたマシンセットアップを行っており(参考:バンドーン予選後コメント)、アロンソはポイント獲得に少なからぬ自信を見せている(参考:アロンソ予選後コメント)。3戦を終えて1度もポイントを獲得できていないマクラーレン・ホンダだけに、明日の決勝は期待したい。
予選の詳しい模様については「ロシアGP予選ダイジェスト」を参照いただきたい。F1ロシアGP決勝レースは、2017年4月30日(日)21:00からソチ・オートドロームにて行われる。