パワーで劣るホンダエンジンを搭載するアロンソは、ロシアGP予選Q1の2回目のアタックで見事な走りを披露しノックアウトゾーンを脱出、マシンを予選Q2に進めた。このラップについて、アロンソは無線で「マシンの感触が良かった。バランスは良かったし、グリップは多かったし、このラップは完璧に近かった」と語り、自身の走りを褒め称えた。
この走りを目の当たりにしたレースディレクターのエリック・ブーリエは、「自分たちは一刻も早くフェルナンド・アロンソの才能に相応しいマシンを用意する必要がある」との考えを口にしている。
アロンソ：ロシアGP予選を終えてのコメント
フェルナンド・アロンソ
予選:15位/1:36.660
「シャシーと空力性能の面で良い予選だったと言えるね。車のバランスはかなり良いと感じたよ。コーナーではかなりのグリップがあったんだ。マシンに競争力が感じ取れたし、予選Q1でのラップはすごく良かったと思う。ここでのタイヤはかなりトリッキーだけど、今日は大丈夫だったよ。晴れたのが良かったのかもしれないね。明日の決勝レースでもいい感じにタイヤを使えるんじゃないかな」
「僕らの目標は決勝でポイントを獲得することさ。良いスタート、良い戦略、そして良いレースが必要になるね。でも僕らにはポイント圏内に入るための十分な速さはないから、前を走ることになる人たちの助けが必要だ」
アロンソはポイント獲得には良い戦略が必要だと語る。ピレリは今回のロシアGPでの最速タイヤ戦略は、26週目までウルトラソフトを使う1ストップ作戦だと考えているが、SSで16周を2回走り最後にウルトラソフトを使う2ストップ戦略も有効だと予想している (参考: ピレリが予想するF1ロシアGP最速のタイヤ戦略 )。マクラーレン・ホンダがどのような戦略で決勝レースに臨むのか注目だ。
予選の詳しい模様については「ロシアGP予選結果とダイジェスト」を参照いただきたい。F1ロシアGP決勝レースは、2017年4月30日(日)21:00からソチ・オートドロームにて行われる。
