
ハースF1、オコン後任を決定との報道。2027年ドライバーラインナップ確定か
ハースF1チームがエステバン・オコンの後任として、フェラーリ育成傘下のラファエル・カマラを起用することを決定したと、オランダのF1専門メディア『RacingNews365』が2026年10月11日(日)に報じた。
同メディアは、信頼できるとするパドック関係者の話として、ハースとフェラーリが第17戦シンガポールGPの週末にカマラの起用で合意に達したと伝えた。現時点で追随する報道はなく、情報の確度は定かではない。
オコンが2025年から在籍したハースを今季限りで離れることは発表されていたが、その後任は現時点で明らかにされていない。ただ、パドックではカマラが後任の最有力候補と広くみられていた。
後任争い、カマラとドゥーハンの一騎打ち
ハースは後任選びに向け、複数回の旧型マシンテスト(TPC)を実施した。カマラに加え、元アルピーヌのドライバーでハースのリザーブドライバーを務めるジャック・ドゥーハン、トヨタの支援を受ける同じくリザーブドライバーの平川亮、そしてマクラーレン育成傘下のレオナルド・フォルナローリが参加した。
報道によると、最終的にカマラと来季のシートを争ったのはドゥーハンだったという。カマラが高い評判に見合う走りを見せた一方、ドゥーハンも非常に優れたパフォーマンスを発揮し、ハースの経営陣に難しい選択を迫ったとされる。
FIA-F2選手権のタイトル争いを繰り広げているカマラは、フェラーリの後押しと、母国ブラジルからの多額のスポンサー支援を受けてハースに加入すると報じられている。
カマラ加入でフェラーリとの関係深化
ハースはF1参戦当初より、フェラーリからエンジン、ギアボックスなどの部品供給を受け、2021年以降はマラネッロにも設計拠点を置いている。
正式な発表こそないが、オリバー・ベアマンは来季もハースに残留するとみられており、カマラが加われば、技術面での提携に加え、ラインナップもフェラーリ育成ドライバーで占められることになる。
そのためパドック内には、カマラのF1参戦を歓迎する声とともに、ハースの独立性を懸念する声もあるとされる。
こうした見方に対して、ハースの小松礼雄代表は、オコン離脱の発表後、初めてメディアの前に立ったセパンで、次のように語った。
「我々が何をするにしても、その捉えられ方はさまざまです。もし平川を選んだら、トヨタのドライバーだから選んだだけだと言う人がきっといることでしょう」
「ラファを起用すれば、『またフェラーリのドライバーだ』と言うでしょう。レオナルド・フォルナローリを起用すれば、『ハースはマクラーレンのBチームになるのか。アイデンティティはどこにあるんだ』と言われるでしょう」
「ですから、我々が何をするにせよ、皆さんは好きなように報じるでしょう。ですが私は全く気にしていません」
報道によると、カマラ起用の正式発表はシンガポールGPの翌週に行われる見通しだ。