ロブ・スメドレー、2018年限りでウィリアムズを離脱「チームは常に僕の心の拠り所だった」
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ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングは11月5日、パフォーマンス・エンジニアリング部門を率いるロブ・スメドレーが、2018年限りでチームを去る事を明らかにした。
ロブ・スメドレーは2014年、フェリペ・マッサを追う形でフェラーリからウィリアムズに移籍。パフォーマンス・エンジニアリングの責任者として、2016年と2017年のコンストラクターズ5位連取に多大な貢献を果たした。
2010年のドイツGPでマッサに言い放った「Fernando, is, faster, than, you.」はあまりにも有名。フェリペ・マッサと共にF1を歩んできた英国人エンジニアは、タイトルスポンサーのマルティーニと共に今シーズンを以てウィリアムズに別れを告げる。
「ウィリアムズで過ごした時間は本当に楽しかった」とロブ・スメドレー。「2014年に加入して以来、チームは著しい変化を示してきた。その役割の一端を担うことが出来て本当に嬉しかったよ。ウィリアムズはF1コミュニティ内でとても特別なチームだ。共に仕事に打ち込んだ仲間たちが今後も前進し、より良い仕事をする事を確信している」
「チームは常に僕の心の拠り所だった。F1で20年間やってきて、いまこそ自分のこれまでの道のりを振り返り、次に何をすべきかを評価する時期に差し掛かったんだと感じている。将来何をするかを決める前に、まずは家族と過ごす時間を楽しみたい」
「4年間に渡ってロブをチームに迎え入れる事ができ、本当に幸いでした」とクレア・ウィリアムズ副チーム代表。スメドレーの長年の貢献に感謝の意を表した。「プロとしての彼が去ることもそうですが、ロブという一人の人間がいなくなってしまう事を寂しく思っています。彼はチームが停滞していた時期に我々と共に働く事を決意してくれました。我々の可能性を信じ、それを引き出してくれた事を感謝しています」
「彼は自身の役割を通してチームに多大な貢献をしてくれましたが、それと同時に彼は優れた人格者でした。F1に対する熱意と情熱を以て、幾度となくチームを奮い立たせてくれました。彼はこのスポーツに腎性の多くの時間を割いてきました。我々は彼の決断を尊重していますし、今後の活躍を心から祈っています」