レッドブルのシムレース部門、フェルスタッペン率いるeスポーツチームと提携
2023年のダブルF1チャンピオンのeスポーツチーム、レッドブル・シム・レーシングは10月31日(火)、名門チーム・レッドライン(Team Redline)との複数年に渡るパートナーシップの締結を発表した。
これによりレッドブル・シム・レーシングはチーム名とロゴを変更する。また、チーム・レッドラインは今季のF1-Eスポーツ・シリーズ・プロ選手権より、レッドブル・シム・レーシングのパフォーマンス管理を統括する。更に人材の育成のために、チーム・レッドラインのオフィスにレッドブル・シム・レーシング専用のパフォーマンス施設が設けられる。
設立20年以上を数えるチーム・レッドラインはシムレース界のパイオニアで、ポルシェ・タグ・ホイヤーEスポーツ・スーパーカップやル・マン24時間バーチャル、ESL R1の第1回シリーズなど、幾つもの栄誉を手にしてきた。
同チームに所属し、グリッドの中で誰よりもシムレースに愛情と情熱を注いできた3度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンは昨年、レッドブルの協力を得て自身と父ヨスのレース活動プロジェクトとして「Verstappen.com Racing」を設立した。
このタイミングでチーム・レッドラインは、ラリー活動に取り組む「ヨス・フェルスタッペン」と、DTMやGTワールドチャレンジに参戦する「ティエリー・ヴェルミューラン」と並ぶ三本柱の一つとしてVerstappen.com Racingに加わった。2025年以降はこれに新設のGT3チームが加えられる計画だ。
今回の提携についてレッドブル・シム・レーシングのeスポーツ部門を率いるジョー・ソルティジックは「F1-Eスポーツでチームタイトルを勝ち取るという目標達成に向けた野心的で前向きな一歩だ」と語った。