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レッドブル、タイ出身13歳エンツォ・タールンヴァニチュクルとジュニア契約
タイ出身の13歳、エンツォ・タールンヴァニチュクルが「レッドブル・ジュニアチーム」に加わる事が決まった。レッドブルのバックアップの下、2023年より最高峰F1を含む上位カテゴリーへのステップアップを目指す。
レッドブル・ジュニアチームはモータースポーツ・アドバイザーのヘルムート・マルコが責任者を務めるレーシングドライバー育成プログラムで、過去にセバスチャン・ベッテルや角田裕毅ら多くのトップドライバーを輩出してきた。
レッドブルは故ディートリッヒ・マテシッツとタイ出身の実業家チャリアオ・ユーウィッタヤーが創業したエナジードリンク企業で、今も半数株をユーウィッタヤー家が所有しているが、今回の契約はタールンヴァニチュクルが実力で勝ち取ったものと言える。
ヨーロッパを拠点にカートで成功を収めてきたタールンヴァニチュクルは今年、シャルル・ルクレールや同郷のアレックス・アルボンら現役F1ドライバーがかつてなし得たように、OKジュニアクラスの世界チャンピオンに輝いた。
タールンヴァニチュクルは「2023年のレッドブルジュニアチームへの加入を発表できて本当に誇らしく思う。新たな旅を始めるのが待ち遠しい」と語った。
「このような機会を与えてもらって感謝している。コース上でパフォーマンスを発揮し、さらに自分を成長させられるよう頑張りたい」