レッドブルF1盗作疑惑は「全く根拠なし」とアストンマーチン、全面否定するグリーン
アストンマーチンの最高技術責任者を務めるアンドリュー・グリーンは、レッドブルの元チームスタッフから情報を得てマシンを盗作した可能性があるとするレッドブル側の主張を全面的に退けた。
英国シルバーストンのチームはバルセロナに、開幕5戦とは全く異なるマシンを持ち込んだ。AMR22はサイドポッドとフロアが大幅に変更され、その見た目は今季3勝を挙げるレッドブルRB18に非常に似通っている。
物議を醸す”グリーン・ブル”に関わる疑惑が浮上したF1第6戦スペインGPを初日を経てグリーンは、2日目のバルセロナで「全く根拠がない」と主張した。
「2021年の早い段階で我々は、(2022年型マシンの開発の)方向性に対して神経質になっていた。そこで別の方向性を模索した。そして方向性に柔軟性をもたせた」
「どちらの方向性にも対応できるようなシャシーを設計した。事前の計画なしに今週末のような事はできなかった。一夜にして冷却システムを変更することができないようにね」
「真新しいシャシーが必要になったがそれはできないため、昨年8月にその目的に沿うようにこのシャシーを設計した」
「他のチーム(レッドブル)が我々と同じ道を歩んでいるのは心強いが、問題はパフォーマンスだ。結果として彼らは本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、我々は昨年初めの決断に自信を持つ事ができた」
「レッドブルの従業員から情報を受け取ったということに関しては100%否定する。それは紛うことなく禁止されていることであり、それに手を染める事は絶対にない」
グリーンは最後に「彼らの非難は全く根拠のないものだと思う」と付け加えた。