レッドブル・ホンダの空力部門を率いるダン・ファローズ、2017年F1マレーシアGPにて
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論争決着…レッドブルF1、ダン・ファローズ早期契約解除でアストンマーチンと合意「今後の活躍を期待」とホーナー代表

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レッドブル・レーシングは空力部門を率いるダン・ファローズとの雇用契約を早期解除する事でアストンマーチンと合意に達した。

英国シルバーストンのチームでテクニカル・ディレクターを務める事になる48歳のイギリス人エアロダイナミストは当初、長期のガーデニング休暇に入る可能性が取り沙汰されていたが、結果的に予定より早い4月2日付けでアストンマーチンでの職務を開始する事になった。

アストンマーチンは昨年、ファローズの移籍を発表したが、レッドブルとの契約が2023年までとなっていたため、両者は契約の早期解除を求めて一件を法廷に持ち込んだ。条件等は不明だが、最終的に和解へと至ったようだ。

レッドブルのチーム代表兼CEOを務めるクリスチャン・ホーナーは1月18日に「長年に渡るダンの貢献に感謝したい。今後の活躍を期待している」との談話を発表した。

ファローズは「私はレッドブル・レーシングで何年にも渡って幸せな時を過ごしてきた。また、自分達が成し遂げた事を誇りにも思っている。今は来たるべきシーズンの新たな挑戦を楽しみにしている」と語った。

ファローズを巡るチーム間の揉め事はこれで2度目だ。2014年、ファローズはマクラーレンに移籍する予定であったがレッドブルに説得され残留した。これに対してマクラーレンは法的手段に訴えると脅したが、最終的に取り下げた。

アストンマーチン・パフォーマンス・テクノロジーズのマーティン・ウィットマーシュCEOは「レッドブルとの間で、ダンの早期解除契約で合意に達したことを嬉しく思う。彼がチームに加わる事を楽しみにしている」と語った。

ファローズは1996年にサウサンプトン大学で航空工学と宇宙工学の修士号を取得後、ローラ・カーズでエアロダイナミクス技術者としてキャリアをスタートさせた。

耐久レースやインディカーのプロジェクト等に携わった後、2002年にエアロダイナミクス上級技術者としてジャガーに移籍。F1へと足を踏み入れた。

その後、ダラーラを経て2006年に再びミルトンキーンズへと戻り、レッドブルのエアロダイナミクス部門のリーダーとして2010~13年シーズンのダブルタイトル4連覇に貢献。2014年にエアロダイナミクス部門の責任者に抜擢された。