アストンマーティン・レッドブル・レーシング

レーシング・ポイントF1のオーナー、英アストンマーチンに280億円の出資を打診…交渉が最終局面に

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アストンマーチン株を巡る交渉が最終局面に差し掛かっているようだ。英国の高級自動車メーカーは現在、複数の投資家と話し合いの場を持っており、その中にはレーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールが含まれている。

ストロールの他には、ドイツ・ダイムラーやスウェーデンのボルボの筆頭株主である吉利汽車や、世界最大手の電気自動車用の電池メーカーである寧徳時代新能源科技股が投資に関心を示し、実際にアストンマーチン側と予備的な議論を行ったと報じられているが、複数の情報筋が伝えたところによれば、ストロールが現時点での最有力候補だとされる。

英国メディアが関係者の一人の証言とした報じた内容によると、Global Brands Acquisition Corp社を通じてピエール・カルダンやラルフローレンなどのファッションレーベルへの投資によって財産を築き上げたカナダ人の大富豪は、約2億ポンド、日本円にして約285億7,551万円の資本注入を提案しているという。

アストンマーティンは昨年10月にロンドン市場に上場したものの、深刻な業績低迷に苦しみ、株価は過去12か月で6割以上も下落した。同社は現在、初のSUV「DBX」の販売を間近に控えているものの、生産のための資金が不足しており、新しい投資家を必要としている。

DBXはアストンマーチンが再建計画の中核に据えているモデルで、基本価格は18万9,000ドル、日本国内では2299万5000円~と非常に高額だが、現在1,800台の予約を受注しており、2023年までに年間生産台数を14,000台にまで引き上げる計画が掲げられている。

仮にローレンス・ストロールがアストンマーチンの主要株主となった場合、レーシング・ポイントはチーム名称を変更する可能性があるとみられるが、2020年シーズンのF1の開幕は3月15日に迫っており、猶予は2ヶ月を残すのみとなっている。