レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリン
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レッドブル「クラッシュは、ガスリーが単にワイドに膨らみ過ぎた結果」F1テスト7日目

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レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、28日(木)のF1バルセロナ合同テスト7日目を振り返り、ピエール・ガスリーのクラッシュの件と、実施したプログラム内容について説明した。

ガスリーのクラッシュによってRB15は大破。セッション終了まで2時間半を残して、レッドブル・ホンダのテスト7日目は早々に終了する事となった。最終8日目への影響が懸念されたが、クリスチャン・ホーナー代表は、予定通りマックス・フェルスタッペンが終日走行すると明言した。

なお自らのミスによって貴重な走行時間をロスしてしまった事について、ガスリーは「チームに申し訳なく思う」と謝罪している。あの事故はかなりのインパクトがあっただけに大事に至らず何よりだが、ガスリーが今回のテストでクラッシュしたのは2度目。ヘルムート・マルコの顔色が気になるところだ。

レッドブル:F1テスト7日目を終えて

ギヨーム・ロケリンレースエンジニアリング責任者

単純な話だ。あのクラッシュは、ピエールが少しワイドに膨らんだ状態でターン9に侵入してしまい、その結果コントロールを失ったんだ。あそこは殆ど全開区間なんだ。幸いなことにピエールはOKだった。明日に向けてクルマを立て直さなきゃならないから、我々にとっては長い夜が待ち構えていることになる。だが今日のインシデントが計画を阻害するような事になってはならない。

あの一件が発生する前、我々は充実した午前のセッションを過ごしていた。予選セッションにどのように対応するべきかということについて取り組んだんだ。ドライバーにとっては良い勉強になっただろうし、ピットクルーにとっては感覚を取り戻す良い練習になったはずだ。インシデントについては残念に思っているが、ああいった事は時折起こるものだ。きちんと対処して前に進むよ。


この日最速を刻んだのは、連日マシントラブルに苦しんでいたフェラーリのシャルル・ルクレール。トロロッソ・ホンダの新人アレックス・アルボンを抑えて1分16秒231を記録した。

シーズン前F1バルセロナ合同テスト最終8日目のセッションは、3月1日金曜現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットでスタートする。