アルガルベ・サーキットのピットロードを走行するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1ポルトガルGP予選にて
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アルファタウリ・ホンダ:風に翻弄されたガスリー「もう少し上を狙えたはず」決勝でのW入賞目指す

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アルファタウリ・ホンダ勢は、10月24日のF1ポルトガルGP公式予選で、週末を通してタイムシート上位につけてきたピエール・ガスリーがQ3進出を果たしたものの9番手に終わり、ダニール・クビアトはQ2ノックアウトを喫して13番手でクルマを降りた。

プラクティス全セッションでTOP10入りを果たし、FP3では最速のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に0.276秒という僅差の4番手につけたガスリーであったが、肝心のQ3では風が強まり、クルマがナーバスになってしまっていたようだ。

初日2回目のフリー走行でマシンが炎上したことで、チームはカーフュー(夜間作業禁止令)を破り、メカニック達は現地24日(土)深夜0時からFP3開始時刻の3時間前、朝8時までの計8時間に渡って不眠不休の作業に取り組みマシンを作り直した。エンジンはストック済みのものを使用したが、サバイバルセルは交換された。

車両パフォーマンス部門のチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリは、FP3を使って2台で搭載燃料量とコンパウンドを分けたプログラムを実施した事を明かし、それによって最適なセットアップを探り当てただけでなく、日曜のレース結果を大きく左右すると見られるタイヤのデグラデーションに関する有益なデータを収集したと説明した。

クラウディオ・バレストリ曰く、目標はダブル入賞との事。ガスリーは中古のソフトタイヤを履き9番グリッドから、クビアトは自由にスタートタイヤを選択できる13番手からの挽回を目指す事になる。

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
8 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:17.547 1:17.321 1:17.525
9 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:17.209 1:17.367 1:17.803
10 ダニエル・リカルド ルノー 1:17.621 1:17.481
13 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:17.841 1:17.728

アルファタウリ・ホンダ:F1ポルトガルGP予選

ピエール・ガスリー予選: 9位, FP3: 4位

チームは今日、マシンを準備するために素晴らしい仕事をしてくれた。シャシーを作り直す必要があったから、彼らは昨夜ほとんど寝る事ができなかったけど、おかげで全てが上手くいった。懸命の努力を重ねてくれたチームの皆に心から感謝してる!

FP3のマシンはかなり競争力があったし、僕らは週末全体を通して速さを示していただけに、予選結果は少し残念だ。風が吹いていない時のクルマは本当に上手く機能しているんだけど、風が強まると難しくなるんだ。

9番手という結果には満足してるけど、もう少し上のグリッドも可能だったと思ってる。

明日は今までに経験した事のない新しいコースでのレースになる。同じように初開催のレースだった前回のムジェロでは色々な事があったから、明日は目の前に現れたチャンスを逃さず掴み取ることが重要になると思う。エキサイティングなレースになるんじゃないかな!

ダニール・クビアト予選: 13位, FP3: 12位

予選は難しいセッションになってしまった。今日はこれ以上マシンをプッシュする自信が持てなかった。今日のクルマはフラフラしっぱなしで安定感がなく、風の変化に敏感だった。プッシュしようとする度にラインを外れてしまっていたから、今日はこれ以上の事が出来なかった。

こういった難しいコンディションでのドライビングは久しぶりだよ。明日は面白く複雑なレースになるはずだから、僕らにとってはポイント獲得のチャンスだ。


ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。僚友バルテリ・ボッタスを0.102秒差で2番手に抑える逆転最速タイムを刻んだ。2列目には3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並ぶ結果となった。

2020年 F1ポルトガルグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(日)22時10分にスタート。1周4,684mのアルガルベ・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。

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