ピエール・ガスリー、同郷エステバン・オコンの走りを非難「またオコン、毎回オコン」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、メキシコGP決勝レースを最後尾からスタートし、見事ポイント圏内10位でチェッカーを受けたものの、レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコンのドライビングに不満を訴えている。
「またオコンだよ。いっつもそうだ。彼のことは昔から知ってるけど、何か起こる可能性が本当に高いんだ」とガスリー。古くから知る同郷のドライバーの走りを非難した。二人は母国フランスGPでも同士討ちを喫しており、何かと非難合戦を繰り広げる間柄だ。
「僕が最後尾スタートだったのに追い抜かれたもんだから、気に入らなかったんじゃないの? だから僕をワイドに押し出したんだ。その結果僕はコースオフしてしまった。危うく接触するところだったよ。あんな事する意味ないのにさ」
左へと直角に曲がるターン4への侵入の際に、ガスリーがオコンをオーバーテイクしようとマシンをアウト側に振ると、オコンも同じ動きをして牽制。その結果ガスリーは、左フロントをロックアップさせアンダーステアに陥り、コース外に飛び出る事となった。
「僕に言わせりゃフェアじゃないよあんなの。だってスペースを残してくれなかったんだから」
「シルバーストンの時だってそうだよ。あの時だってかなり疑わしい状況だったんだ。普通は1台分のスペースを残さなきゃならないのにさ。結果的に僕の方が前でフィニッシュしてるから気にしないけどね。僕はポイントを1点獲得し、彼はノースポイントだったんだから」
一件は審議の対象となったものの、メキシコGPのレーススチュワードはお咎め無しの裁定を下した。だがガスリーは、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングに不満を訴える事を検討している。
「あんな走りが許されるんなら僕だってやって良いわけだから、この件についてはチャーリーに話そうと思ってる」
「あとで映像を見直す必要はあるけど、コックピットから見てる感じだとあまりにもアグレッシブに見えた。コース外に逃れなきゃならなかったんだからね」