2022年のWEC世界選手権に参戦するレベリオン・プジョーのマシン

プジョー、ハイパーカークラスでのWEC復帰に際しレベリオンと提携

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プジョー(PEUGEOT)は12月4日、2022年にハイパーカークラスを導入するFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦に際して、現在LMP1に参戦しているリベリオン・レーシング(REBELLION)と提携する事を発表した。

プジョーは先月、ハイブリッドマシンでのWEC及びル・マン24時間レースへの電撃参戦を発表。プジョー・スポーツとリベリオン・レーシングは2020年1月にチームを編成し、技術チームが今後のプロジェクトの計画を策定する。
 
プジョーのジャン=フィリップ・アンパラト最高経営責任者は次のように述べ、ハイパーカー規定下でのレベリオンとの協業は「完璧なマッチング」だと主張した。

「レベリオンがこれまでに実証してきた情熱、完璧さへの飽くなき探究、パフォーマンス・クレデンシャルは、厳格な基準とシャープなデザイン、そしてエモーションを大切にするプジョーの価値観に完全に一致している」

レベリオンのアレクサンドル・ペシ社長もフィリップ・アンパラトCEOに同意。「我々2つの会社に共通するシンプルな言語は情熱だ」との声明を発表した。

更にフィリップ・アンパラトCEOは「プジョーはこれまでガソリンとディーゼルの両方で、幾度となく耐久レース史に輝く瞬間を作り上げてきた。今日我々は、ハイブリッド電化技術に基づいた新しい冒険に注意を向けている。シリーズへの参戦を表明して以降、我々は非常に暖かい歓迎を受けている。それは特に、シリーズ参戦表明がプジョースポーツ・エンジニアリング・カーの市販化決定を意味するものであるためだ」と付け加えた。

プジョーは、古くは1992年のPEUGEOT 905によってル・マン24時間レースを制し、1993年にはル・マンで表彰台を独占。近年では、PEUGEOT 908 HDi FAPによって2011年のインターコンチネンタル・ル・マン・カップで優勝しており、耐久レースにおいて活躍してきた。

PSAモータースポーツの責任者を務めるジャン・マルク・フィノーは「耐久レースのビッグネームの1つとチームを組むことができて非常に満足だ。レベルリオン・レーシングのFIA WECでの経験は、我々が最強チームを作り上げていく上で大きな財産となるはずだ。それは、最近の上海でのレースによって彼らが勝利を収めている事からも明らかだ」と語った。

ライバルのTOYOTA GAZOO Racing WECチームは「レベリオンの皆さん、ハイブリッド・クラブへようこそ。2022年からのWECにおいてプジョー及びあなた方と競い合える事を楽しみしています」と述べた。