2018年F1アゼルバイジャンGP公式プレスカンファレンスに出席したルノー・スポールのニコ・ヒュルケンベルグ
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デクラ社、ニコ・ヒュルケンベルグのスポンサーを降板…13年に渡る支援に終止符

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デクラ社(DEKRA)が、ニコ・ヒュルケンベルグのスポンサーから降板。13年間に渡る支援に終止符を打った。2019シーズンのヒュルケンベルグのキャップからは、同社のロゴが消える事になる。

デクラ社はヒュルケンベルグの地元ドイツに本拠地を置く自動車関連企業。車両検査市場でヨーロッパ最大の規模を誇り、保険請求決済業務や技術調査報告でマーケットをリードしている。

同社はヒュルケンベルグがF1デビューする以前のジュニア時代から支援を開始。A1グランプリやGP2でのサポートを経て、ウィリアムズでF1昇格を果たして以降も長らく、個人スポンサーとして資金を提供してきた。

長年の支援者を失った事についてヒュルケンベルグは「素晴らしいパートナーに恵まれた時代が終わった。13年間に渡る思い出深い時間に感謝してる」とコメントした。

ニコ・ヒュルケンベルグ
フォース・インディア時代のキャップにもデクラのロゴが

シュトゥットガルトを拠点とするデクラ社はスポーツに対する熱心な活動で知られており、DTMドイツ・ツーリングカー選手権やFIAヨーロッパF3、ADACフォーミュラ4などのモータースポーツの他、ドイツサッカー協会やポルシェ・テニス・グランプリのスポンサーを務めている。

個人スポンサーの喪失で言えば、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスの件が新しい。ルイス・ハミルトンのサポート役を強いられた事も原因の一つではあるが、29歳のフィンランド人は昨年目立った活躍ができず、ウィフリ(Wihuri)を失った。

ヒュルケンベルグにとって喜ばしい年の始まりでない事は確かだが、ルノー・スポールはレッドブルからダニエル・リカルドを獲得し、2019年は”攻め”のシーズンになると自信を示している。