国際自動車連盟(FIA)の初代最高経営責任者(CEO)に就任したナタリー・ロビン
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F1:僅か18ヶ月、史上初のCEOナタリー・ロビンがFIAを辞任…半年で幹部4名が離職

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F1世界選手権の統括団体である国際自動車連盟(FIA)の最高経営責任者(CEO)を務めていたナタリー・ロビンが、就任から僅か18か月で辞任した。

ボルボや日産、ダイムラー・クライスラーで上級管理職を歴任してきたロビンがFIA史上初となるCEOに就任したのは2022年9月の事だった。

FIAは2024年5月8日(水)、「双方の合意」の下、「FIA外での機会を追求」すべくロビンが退職したと発表した。

過去半年の間にFIAの幹部が辞任したのはロビンで4名に上る。昨年末にはFIA女性委員会のデボラ・メイヤー委員長が辞任し、年明け早々にはスポーティングディレクターのスティーブ・ニールセン及びテクニカルディレクターのティム・ゴスの両名が就任1年を待たずに離職したばかりだ。

FIAとベン・スライエムに関してはこのところ、悪い意味で注目を浴びる機会が目立っている。

FIAの倫理委員会は今年3月、昨シーズンのサウジアラビアとラスベガスでベン・スレイエムがF1レースに介入したとする内部告発を棄却した。また同じ月にはF1アカデミーのディレクターであり、メルセデスのチーム代表トト・ウォルフの妻であるスージー・ウォルフがFIAを刑事告訴した。

FIAは声明を通して、ロビンが次のようにコメントしたと発表した。

「FIAのCEOとして活動できたことは非常に光栄であり、組織の再編と改革のプログラムを指揮できたことに感謝しています。組織が今後の課題に対処する準備が整った今、私は身を引く時期だと思います」

またロビンの辞任についてベン・スレイエムは「ナタリーの任命はFIAの歴史上初のCEOとして注目すべきものだった。彼女は我々の運営および管理体制の再編成、そして財務の持続可能性に大いに貢献してくれた」と述べた。