ホンダ製F1パワーユニット「RA617H」
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2019年 F1第6戦モナコGP:パワーユニット投入状況 / アルファロメオとハースが新型エンジンを投入

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FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズン第6戦F1モナコGP初日FP1開始時点における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

前戦スペインGPで最新型スペック2エンジンを投入したワークスフェラーリに続き、カスタマー供給を受けるアルファロメオ・レーシングとハースF1チームの計4台がパワーユニット交換を実施した。物流の観点から、アップデートが遅れていた。

ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセン、キミ・ライコネン、アントニオ・ジョビナッツィの4名のドライバーはそれぞれ、今季2基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-Hを使用するが、今回の交換によってグリッド降格が科される者はいない。

なお、FP1でメカニカルトラブルに見舞われたマクラーレンのカルロス・サインツが、セッション終了間際に2基目のESを投入。トラブルとの関係が注目される。

6戦目開幕時現在、一度もパワーユニットを交換していないのはメルセデスの二人とレーシングポイントの2台、そしてウィリアムズのロバート・クビサの計5名のみ。いずれもメルセデス製パワーユニット「M10 EQ Power+」を搭載している。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1モナコGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 1 1 1 1 1 1
Mercedes バルテリ・ボッタス 1 1 1 1 1 1
Ferrari セバスチャン・ベッテル 2 1 1 1 1 2
Ferrari シャルル・ルクレール 2 1 1 1 1 2
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 2 2 2 2 1 1
RBR Honda ピエール・ガスリー 2 2 2 2 1 1
Renault ダニエル・リカルド 2 2 2 2 1 2
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 4 4 4 3 1 3
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 2 2 2 1 1 2
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 2 2 2 1 1 2
McLaren Renault カルロス・サインツ 3 3 3 2 2 2
McLaren Renault ランド・ノリス 2 2 2 2 1 2
Racing Point Mercedes セルジオ・ペレス 1 1 1 1 1 1
Racing Point Mercedes ランス・ストロール 1 1 1 1 1 1
Alfa Romeo Ferrari キミ・ライコネン 2 2 2 1 1 2
Alfa Romeo Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 2 2 2 1 1 3
Toro Rosso Honda ダニール・クビアト 3 2 2 2 1 1
Toro Rosso Honda アレックス・アルボン 3 2 2 2 2 2
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 1 1 1 1 2 2
Williams Mercedes ロバート・クビサ 1 1 1 1 1 1

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