
メルセデス今季初敗北、ノリスがポール!アストンホンダは最後列独占 / F1マイアミGP 2026《スプリント予選》結果と詳報
100kmで競われる2026年F1第4戦マイアミGPのスプリントに向けたグリッド争い、スプリント予選が5月1日(金)に行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分27秒869を記録してポールポジションを獲得した。
メルセデス勢以外のポールポジションとしては今シーズン初の出来事となり、シルバーアローの支配的な競争力と今季の勢力図に変化が生じた可能性を示す結果となった。
昨年のマイアミ・スプリントポールシッターで選手権リーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、0.222秒及ばず2番手に甘んじた。大規模アップグレードが功を奏し、マクラーレンはオスカー・ピアストリも3番手につける好結果を収めた。
ノリスPPで崩れたメルセデス一強の構図
ノリスはこの結果について、「僕らにとって完璧な結果だ。クルマには数多くのアップグレードが投入されており、グリップの向上が感じられて嬉しい。今回の改良に向けたチームのみんなの努力に応えることができて良かった」と語り、改良の効果を強調した。
一方で、メルセデスを上回ったことについては「ここが僕らに合ったコース特性だということは分かっていたし、今回のアップグレードが効果をもたらすことも分かっていた。そしてそれが実際そうなった」と述べ、あくまで条件が揃った結果であるとの認識を示した。
Courtesy Of McLaren
トロフィーを手に人差し指を掲げてポールポジション獲得を喜ぶランド・ノリス(マクラーレン)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPスプリント予選(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)
SQ2までの展開でポールを本命視されていたのはフェラーリだった。シャルル・ルクレールはSQ1でノリスにわずか0.010秒差の2番手、SQ2ではトップタイムを刻んだ。
だがSQ3での唯一のアタックラップでは、トップから0.370秒遅れの4番手にとどまり、チームメイトのルイス・ハミルトンも7番手に終わった。
マクラーレンと同じく広範かつ大規模なアップグレードを投じたレッドブル・レーシングも躍進を果たす形となった。マックス・フェルスタッペンは5番手をマーク。ジョージ・ラッセル(メルセデス)を0.032秒差で抑えた。
チームメイト差が映す各陣営の現在地
セッションを通じて、複数のチームでチームメイト間の差が明確に表れた。
レッドブルは、アイザック・ハジャーがSQ3進出こそ果たしたものの、フェルスタッペンから0.961秒もの遅れを取って9番手にとどまった。
レーシング・ブルズは、リアム・ローソンがわずか0.055秒差でウィリアムズ勢に敗れ、17番手でSQ1敗退を喫した。対照的に、新人アーヴィッド・リンブラッドは14番手でSQ2に進出。ただし、最終的には16番手と、結果的にローソンの一つ前に並ぶにとどまった。
だが予選終了後、SQ1でのアレックス・アルボン(ウィリアムズ)のトラックリミットをFIAが見逃していたことが発覚。アルボンに実質的な5グリッド降格が科されたことで、リンブラッドは15番手、ローソンは16番手に昇格した。
ハースも明暗が分かれた。オリバー・ベアマンはSQ3に進んで13番手を確保したが、エステバン・オコンは派手なロックアップに見舞われ18番手(17番手昇格)に沈んだ。
アルピーヌとアウディによる中団トップ争いは、より広範なアップグレードを投じたアルピーヌに軍配が上がった。
ピエール・ガスリーはわずか0.021秒、0.046秒という僅差でガブリエル・ボルトレートとニコ・ヒュルケンベルグを下し、10番手でSQ3に進出して10番グリッドを確保した。
一方、チームメイトのフランコ・コラピントは8番手でSQ2を突破すると、SQ3でも再びガスリーを上回るパフォーマンスを見せ、8番手を記録した。
アストンホンダは再び最後列独占
アストンマーティン・ホンダは今回も最後尾に沈んだ。
ランス・ストロールはSQ1残り7分、バックストレートのブレーキングでタイヤをロックアップし、ランオフエリアで一時停止。これによりダブルイエローフラッグが提示された。
結果、レーシング・ブルズ勢やマクラーレン勢を含む多くのドライバーのラップに影響が出た。一方のストロールはその後、セッション終了を待たずにマシンを降り、ノータイム最下位に終わった。
フェルナンド・アロンソもターン1でロックアップを喫し、トップから12.588秒遅れの21番手に終わった。結果としてアストンマーティン・ホンダは、不名誉ながら最後列を独占する形となった。
初の母国レースを迎えているキャデラックは、セルジオ・ペレスが19番手(18番手昇格)、バルテリ・ボッタスが20番手という結果だった。トップとは2.5秒以上の差がついた。
スプリントレースは日本時間5月3日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周5,412mのマイアミ・インターナショナル・オートドロームを19周する事でチャンピオンシップポイントを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第4戦 マイアミGP スプリント予選リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:28.723 | 1:29.366 | 1:27.869 | 15 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:29.312 | 1:29.209 | 1:28.091 | 14 |
| 3 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:29.169 | 1:28.506 | 1:28.108 | 11 |
| 4 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:28.733 | 1:28.333 | 1:28.239 | 15 |
| 5 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:29.801 | 1:29.093 | 1:28.461 | 12 |
| 6 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:29.659 | 1:28.903 | 1:28.493 | 15 |
| 7 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:29.255 | 1:28.841 | 1:28.618 | 15 |
| 8 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:30.386 | 1:29.527 | 1:29.320 | 15 |
| 9 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:30.352 | 1:29.750 | 1:29.422 | 15 |
| 10 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:29.984 | 1:29.973 | 1:29.474 | 15 |
| 11 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:30.561 | 1:29.994 | 12 | |
| 12 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:30.270 | 1:30.019 | 12 | |
| 13 | 87 | ベアマン | ハース | 1:30.614 | 1:30.116 | 9 | |
| 14 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:30.987 | 1:30.224 | 12 | |
| 15 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:30.872 | 1:30.573 | 9 | |
| 16 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:31.043 | 5 | ||
| 17 | 31 | オコン | ハース | 1:31.245 | 6 | ||
| 18 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:31.255 | 3 | ||
| 19 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:31.322 | 6 | ||
| 20 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:31.826 | 6 | ||
| NC | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:41.311 | 6 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 30℃ |
| 路面温度 | 51℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1マイアミGP |
|---|---|
| セッション種別 | スプリント予選 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | マイアミ・インターナショナル・オートドローム |
|---|---|
| 設立 | 2022年 |
| 全長 | 5412m |
| コーナー数 | 19 |
| 周回方向 | 反時計回り |