
最下位ストロール、走行阻んだトラブル明かす…アストンホンダは揃って「107%未達」
ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選でノータイム最下位に終わった。時間的には追加のアタックが可能だったにもかかわらず、セッション途中でマシンを降りる異例の展開となった。
問題はSQ1残り7分に発生した。ストロールはバックストレートのブレーキングでタイヤをロックアップし、ランオフエリアで一時停止。この影響でダブルイエローフラッグが提示され、多くのドライバーのアタックに影響を及ぼした。
その後ストロールは走行を再開せず、セッション終了を待たずにマシンを降りた。
SQ1アタック打ち切りの真相
走行を打ち切った理由について、ストロールは「ブレーキに問題があったんだ。正確な原因は分かっていない。まだ調べているところだ」と説明した。
ストロールの発言からは、ロックアップがドライビング上のミスではなく、ブレーキシステム側のトラブルが起因していた可能性が高いことがうかがえる。
一方で、チームメイトのフェルナンド・アロンソも同様にタイヤをロックアップさせ、トラックリミットによりベストラップが抹消されたが、こちらは走行を継続した。
初日わずか28周、ストロール足踏み
ストロールの不運な一日は、スプリント予選だけにとどまらなかった。
週末唯一のプラクティスとなるFP1では、出だしからガレージ内の電気系統トラブルに阻まれた。セッション開始時にモニターやテレメトリーが機能せず、アロンソとストロールは約25分を失った。
結果、ストロールは初日に28周しか走行できなかった。
限られた走行の中で得られたものは少なく、ストロールは「あんまり。ほとんど学べなかった。シーズンを通してずっと抱えているのと同じ問題が多かった」と語り、マシンへの理解が進んでいない現状を認めた。
107%未達で出走可否は審議へ
アロンソはSQ1で1分41秒311のタイムを残したが、首位ランド・ノリス(マクラーレン)から12.588秒差と、107%以内を達成できなかった。そのためアストンマーティン・ホンダは現時点で両ドライバーともに、スプリントレースへの参加資格を得られていない。
F1の競技規則では、予選の最初のセッションでノックアウトしたドライバーに関して、当該セッションのトップタイムから107%以内のラップタイムを記録できていない場合、その後のレースへの出走資格を与えない決まりとなっている。
チームはスチュワードに対し出走許可を申請するとみられるが、現時点でグリッドに並べるかどうかは確定していない。ただし過去の傾向を踏まえると、出走が認められる可能性は高い。
2026年F1マイアミGPのスプリント予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を抑えてポールポジションを獲得した。
スプリントは日本時間5月2日(土)25時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。