フェラーリ主導の再開初戦、アストンホンダは「電源問題」で出遅れ。勢力図揺らぐ? / F1マイアミGP 2026《FP1》結果と詳報

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中東2連戦の中止に伴う約5週間のインターバルを経て、2026年F1第4戦マイアミGPのフリー走行1(FP1)が5月1日(金)に行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分29秒310を記録してタイムシートのトップに立った。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3番手に続いた。一方、選手権リーダーのメルセデスは、セッション序盤から相次ぎトラブルに見舞われた。

マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われたFP1は、通常より30分長い90分間で実施された。長期中断、規則修正、スプリントフォーマットによる走行機会の少なさを考慮した特例措置だった。

ルクレール最速、0.3秒差でフェルスタッペン

セッションは現地時間12時にスタート。多くのドライバーが早々にピットレーンを離れ、ハードタイヤで周回を重ねた。

セッションの大半は、ハードおよびミディアムでのロングランと、各チームが投入したアップデートの評価に費やされた。ソフトタイヤでの予選アタックが始まったのは、最後の約15分間に入ってからだった。

高温多湿のコンディション下で行われたこのセッションで、フェラーリは安定感を見せた。ルクレールはハードタイヤでも1分29秒855を記録して最速。ソフトでは2回目のプッシュラップでさらにタイムを縮め、フェルスタッペンに0.297秒差をつけた。

今季まだトップ5フィニッシュがないフェルスタッペンは、4度のF1王者としての貫禄を見せつけた格好だ。対照的に、チームメイトのアイザック・ハジャーはフェルスタッペンから1.266秒遅れの9番手にとどまった。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)も4番手と上位に食い込んだが、最終盤にアウディに引っかかり、アタックを中断する場面があった。

開発競争激化、王者マクラーレンも大幅改良

ピットレーンでクルーに囲まれながら停止するオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)Courtesy Of McLaren

ピットレーンでクルーに囲まれながら停止するオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)

全11チーム中10チームがアップグレードを持ち込んだ。特に注目を集めたのはフェラーリ、レッドブル、そしてマクラーレンだった。

フェラーリはセッションの早い段階で、180度回転する改良型の「マカレナウイング」を投入した。一方のレッドブルも、独自の回転コンセプトをテストした。

マクラーレンも新型フロアやサイドポッド・インレットを含む大量のアップグレードを投入した。結果として、チームにとって励みになるセッションとなった。

ピアストリはトップから0.448秒差の3番手につけた。一方のランド・ノリスは7番手に終わったが、ヘアピンでアレックス・アルボン(ウィリアムズ)に接近し、アタックを中断する場面がなければ、さらに上位に食い込んでいた可能性が高い。

中団ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が再びベスト・オブ・ザ・レストの8番手を記録した。チームメイトのフランコ・コラピントも11番手と、まずまずの位置につけた。カルロス・サインツ(ウィリアムズ)がトップ10を締めくくった。

首位メルセデスを襲った信頼性懸念

ターコイズのランオフが広がるコーナーを駆け抜けるジョージ・ラッセル(メルセデス)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

ターコイズのランオフが広がるコーナーを駆け抜けるジョージ・ラッセル(メルセデス)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)

両チャンピオンシップをリードしているメルセデス勢にとっては、苦しいセッションとなった。

ジョージ・ラッセルは早い段階で、ターボが「蒸気機関車」のような異音を発していると報告。さらに派手なロックアップで両フロントタイヤにフラットスポットを作る場面もあり、難しい滑り出しとなった。

ラッセルは結果的に6番手にとどまり、印象に残る走りはできなかった。

一方のアンドレア・キミ・アントネッリは、セッション終盤にパワーユニットのトラブルに直面した。降車を余儀なくされ、ソフトタイヤでの走行を一切できないまま、5番手でセッションを終えることとなった。

両者はともにトップから0.7秒以上離された。

アストンホンダは「電源トラブル」で出遅れ

後方争いは、レーシング・ブルズ、キャデラック、そしてアストンマーティン・ホンダの3チームとなった。この6台の中で最速だったのはリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)で17番手。ベストタイムはミディアムで記録した。

オレンジと白の縁石をかすめてコーナーを駆け抜けるリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

オレンジと白の縁石をかすめてコーナーを駆け抜けるリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)、2026年5月1日(金) F1マイアミGPフリー走行1(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)

アストンマーティン・ホンダは、今週末唯一アップグレードを持ち込んでいない。代わりに、振動の低減と信頼性の向上を目的とした、さらなる対策を実装している。

だが、出だしからガレージ内の電気系統トラブルに阻まれた。セッション開始時にモニターやテレメトリーが機能せず、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがコースに出るまでに25分を要した。

両ドライバーは早い段階でソフトタイヤを履いたが、結果はアロンソが19番手、ストロールが22番手で、トップから約3秒遅れ。ストロールはアントネッリとセルジオ・ペレス(キャデラック)のアタックを妨害するような場面もあった。


スプリント予選は日本時間5月1日(金)29時30分から開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2026年F1第4戦マイアミGPフリー走行1(FP1)リザルト

PosNoDriverTeamTimeGapLaps
116シャルル・ルクレールフェラーリ1:29.3100.00041
23マックス・フェルスタッペンレッドブル1:29.6070.29741
381オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス1:29.7580.44835
444ルイス・ハミルトンフェラーリ1:29.7770.46735
512アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス1:30.0790.76924
663ジョージ・ラッセルメルセデス1:30.1000.79034
71ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス1:30.2080.89835
810ピエール・ガスリーアルピーヌ・メルセデス1:30.5871.27734
96アイザック・ハジャーレッドブル1:30.8731.56340
1055カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス1:30.9301.62037
1143フランコ・コラピントアルピーヌ・メルセデス1:31.0151.70533
1223アレックス・アルボンウィリアムズ・メルセデス1:31.0241.71439
1387オリバー・ベアマンハース・フェラーリ1:31.0911.78135
145ガブリエル・ボルトレートアウディ1:31.1111.80128
1527ニコ・ヒュルケンベルグアウディ1:31.5952.28533
1631エステバン・オコンハース・フェラーリ1:31.6352.32536
1730リアム・ローソンレーシングブルズ・RBPT1:31.6482.33841
1811セルジオ・ペレスキャデラック・フェラーリ1:32.0472.73725
1914フェルナンド・アロンソアストンマーティン・ホンダ1:32.5933.28329
2077バルテリ・ボッタスキャデラック・フェラーリ1:32.7623.45233
2141アーヴィッド・リンブラッドレーシングブルズ・RBPT1:32.8623.55241
2218ランス・ストロールアストンマーティン・ホンダ1:32.9593.64928

コンディション

天気晴れ
気温28.6 - 32.6℃
路面温度46.1 - 58℃

セッション概要

グランプリ名 F1マイアミGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 マイアミ・インターナショナル・オートドローム
設立 2022年
全長 5412m
コーナー数 19
周回方向 反時計回り

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