ポールのルクレール、後方に控える「とんでもない速さ」のレッドブルを警戒
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フェラーリのシャルル・ルクレールは5月7日(土)のF1マイアミGP予選で通算12回目のポールポジションを獲得。決勝レースを最前列1番グリッドからスタートするが、後方2列目を陣取る超高速のレッドブル勢を警戒する。
ルクレールはチームの母国、イタリア・イモラでの前戦エミリア・ロマーニャGPで2番グリッドを獲得しながらも、残り10周で単独スピンを喫してフロントウイングとタイヤの交換を余儀なくされ、その後、猛追するも6位に終わる失望の週末を過ごした。
それだけに、翌戦で僅差の争いを制して予選最速を刻んだ事は大いに自信となったようだが、ライバルのレッドブルRB18は3本のストレートを備えるマイアミ・インターナショナル・オートドロームで脅威的なトップスピードを刻んでいる。
「前戦は僕にとって、あまり良いとは言えない週末だった。レース中にミスをしてしまったからね。でも今日は上手くやれた。ポールからスタートして仕事をやり終えたい」とルクレール。
「レッドブルは直線でとんでもなく速い。対する僕らはコーナーで速い。明日は厳しい戦いになるだろうけど、できれば僕らがトップに立ちたいところだね」
8日の決勝レースでは最前列を独占したフェラーリに続き、マックス・フェルスタッペンが3番グリッド、セルジオ・ペレスが4番グリッドにつく。
2番手のカルロス・サインツもまた「燃料を積んだ状態でのロングランができていないから、明日、初めて感触を確かめる事になる。かなりのチャレンジになるだろうね」と述べ、難しいレースになるとの見通しを示した。
ただその一方で「自信を持ってクルマをドライブできているし、ここでのマシンの感触はかなり良いから、良い仕事ができると思う」とも述べた。
サインツは初日にクラッシュを喫して走行時間を失っており、レースを見据えたプログラムをこなす事ができなかった。
「昨日の激しいクラッシュを経て、少し巻き返せたと思う。ここは難しく、そして新しいサーキットだから、自信を取り戻すのは本当に難しい事だけど、Q3に至るまで冷静にドライブできたし、何度か良いラップが刻めたと思う」
「ポールポジションには届かなかったけど、この位置からなら上手くやれる。今週末の顛末を見ていると、明日のレースは興味深いものになるんじゃないかと思ってる」
2022年 F1マイアミ・グランプリの決勝レースは、日本時間5月8日(日)28時30分にフォーメーション・ラップ開始を迎える。1周5,412mのマイアミ・インターナショナル・オートドロームを57周する事でチャンピオンシップを争う。