オスカー・ピアストリが僚友ランド・ノリスを僅か0.059秒差でリードし、マクラーレンが2024年F1第20戦メキシコGPの3回目のフリー走行でトップを占拠した。角田裕毅（RB）は7番手という結果となった。

セッション序盤はフェラーリがリードし、初日の好調さを維持したかのように見えたが、後半の予選シミュレーションではマクラーレンが圧倒的な速さを見せた。ピアストリが記録した1分16秒492は、カルロス・サインツ（フェラーリ）が刻んだ昨年のポールタイムよりコンマ7秒速かった。

フェラーリは予選シムでマクラーレンほどタイム改善を果たせず、サインツはトップから0.340秒遅れの3番手、シャルル・ルクレールは0.740秒遅れの6番手でセッションを終えた。

初日にエンジントラブルに見舞われたマックス・フェルスタッペン（レッドブル）は、開封済みの別のコンポーネントに交換してペナルティを回避したが、グリップ不足に悩まされ、ピアストリからコンマ5秒遅れの4番手でクルマを降りた。5番手につけたルイス・ハミルトン（メルセデス）との差は0.057秒だった。

地元出身の僚友セルジオ・ペレスはさらに苦戦。14番手に留まった。終盤のアタックラップでミスが重なり、トップから1.3秒遅れたペレスは「ブレーキングで攻めるためのフロントのポテンシャルがない」と嘆いた。

角田裕毅は7番手を刻み、リアム・ローソンは最終2個目のコーナーでスピンを喫する場面がありながらも10番手と、RBはコンストラクターズ選手権6位争いに向けてFP3でも印象的なペースを刻んだ。対するハースのケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグはそれぞれ9番手と16番手となった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1メキシコGPの公式予選は、日本時間10月26日(土)30時からエルマノス・ロドリゲス・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第20戦メキシコGPフリー走行3（FP3）リザルト

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