F1スペインGP予選に備えるレッドブルのダニエル・リカルド
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ダニエル・リカルド、悪夢の2戦連続DNFに自暴自棄「呪われている…もう乗りたくない」

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2018年F1第19戦メキシコGP決勝レースに挑んだレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、優勝に最も近いポールポジションからレースをスタートしたものの、マシントラブルによって2戦連続でのリタイヤに終わった。

レース残り10周のスタジアムセクション、2番手を走行していたリカルドのマシン後方から白煙が発生。ホームストレート終端のランオフエリアで力無くマシンを止めた。コース上には3度目のVSCがコールされた。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはトラブルの原因について、ハイドロリック系の不具合だとの認識を示した。

「スタートでの酷いホイールスピンによって、ダニエルは早々にポジションを失ったが、その後は素晴らしいレースペースを示していた。先にピットストップを行ったマックス(フェルスタッペン)のタイヤを確認し、ダニエルには1ストップで最後まで行かせることにした」

「戦略が功を奏しダニエルは2番手につけて、セバスチャン(ベッテル)から実に上手くポジションを守っていた。だが71周目に突如ハイドロリックトラブルに見舞われリタイアを強いられる事になった」

「ダニエルには本当に申し訳ないと思っている。彼に良い結果を残してもらうためにも、シーズンのラスト2戦では全力でレースに挑み戦うつもりだ」

リカルドにとっては前戦オースティンに続いての機械的なトラブルによる2戦連続DNF。普段笑顔の絶えないオージーとは言え、失望と怒りを通し越して圧倒的な絶望感に苛まれており「このクルマは呪われてる。もう知ったこっちゃない」と自暴自棄になっている。

「ムカつくなんて言葉ではもはや足らない。あらゆる希望が失われた感じだ。正直言って、日曜にレースをしに来る意味が見いだせない。あと2戦戦ってもしょうがない」

「もう長いことクリーンなレースも週末も過ごせてないんだ。信心深いタイプじゃないけど、このマシンは呪われてる。言葉が出ないよ。日曜に起こったことの説明がつかない。このクルマは来年のガスリーに任せるよ。僕はもうこんなクルマ知ったこっちゃない」

「ポールだったのにレースが始まった途端にそれを失った。どんなに予選が良くても決勝だとこうだ。こんな風にシーズンを終えるなんてゴメンだよ。誰かが意図的に陥れようとしてるわけじゃないのは分かってるけど、不幸がついて回るんだ。今日はダブルポディウムでお祝いしたかったのに」

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