メルセデスF1の本拠地「ブラックリー」のファクトリー
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスAMG、5連覇に向けてF1への更なる追加投資を計画

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F1に参戦するメルセデスAMGチームは、パフォーマンスの更なる向上に向けて追加投資を計画している。英国シルバーストン・サーキット近郊に位置するブラックリーのファクトリーでは近々工事が行われ、メイン・エントランスと風洞設備が拡張される予定だ。現地サウス・ノーサンプトンシャー議会に提出された申請書に許可が降りた事で明らかとなった。

ロンドンの北西110kmに位置するブラックリーの施設は、1999年にB.A.R(ブリティッシュ・アメリカン・レーシング)の本拠地として建設され、以降ホンダ、ブラウンGP、メルセデスAMGとその所有権が移り変わり、現在はシルバーアローの車体デザインとチームの本拠地として稼働している。

メルセデスF1の拠点ブラックリー内部の様子
© Mercedes-Benz Grand Prix Ltd. / ブラックリーでのマシンデザイン風景

拡張工事される風洞設備のほかにも、最先端のダイナモやシミュレータ、マシン生産設備等を備えており、4年連続のダブルタイトル連覇を成し遂げたシャシーを生み出してきた。5シフト制で700人以上の従業員が24時間勤務にあたっており、閉鎖されるのは夏休みの2週間とクリスマスのみ。なお、F1エンジンの設計と開発はブラックリーから25km程離れたブリックスワースのファクトリーが担当している。