マクラーレンMCL35、2020年F1バルセロナテスト
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朗報:マクラーレンF1、7名がコロナウイルス検査で陰性…15名全員が体調良好

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する暗いニュースが紙面を賑わす中、朗報が舞い込んだ。マクラーレンは3月18日(水)、メルボルンでコロナウイルス検査を受けた7名のチームスタッフが全員陰性であったと公表した。

マクラーレンは2020年シーズンの開幕オーストラリアGPの初日フリー走行を翌日に控え、チームスタッフの一人がコロナウイルスの陽性反応を示した事でグランプリへの参戦を棄権した。これを受けてF1と国際自動車連盟(FIA)、現地プロモーターのオーストラリアGPコーポレーションの3者はグランプリの中止を発表した。

新型肺炎の陽性反応が出たスタッフとの濃厚接触が確認された14名の内、7人が陰性である事が確認された。チームによると他の7名については、現地医療当局から検査の必要はないと伝えられたとの事で、そもそも検査を行っていないようだが、陽性の1名は症状もなく、15名全員が「元気」だという。

自己隔離中のメンバーのサポート役として、自ら志願したレースディレクターのアンドレア・ステラを含む3名の上級職員が現在も現地に留まっている。オーストラリア当局は予防措置として14日間の自己隔離を求めており、マクラーレンはこれに従って来週まで現在の措置を継続する。

マクラーレンの広報担当者は「チーム及びメルボルンに滞在中の全てのマクラーレンスタッフを代表して、心配してくださっている全ての方々の好意とサポートへの申し出に感謝している」と語った。

グランプリの中止に伴い帰国したカルロス・サインツは、自身のTwitterアカウントを通してウイルス検査の結果が陰性であった事を公表。もう一人のレギュラードライバーであるランド・ノリスも自宅へと戻り、空いた時間を活用して精力的にシムレース活動に取り組んでいる。