2019年 第66回マカオGP FIA-F3ワールドカップの予選2が、11月15日(金)に伝統の市街地コース、ギアサーキットにて行われ、レッドブル・レーシングの支援を受けるユーリ・ビップス（ハイテック・グランプリ）が予選レースのポールポジションを獲得した。

2番手と3番手には、ロバート・シュワルツマン（SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ）とカラム・アイロット（ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ）らフェラーリ・アカデミーの所属ドライバーが続いた。

ギアサーキットを走るユーリ・ビップス

ヘイローとDRSを備える新しい規格のF3マシンが導入された事で、昨年と比べてラップタイムが大幅に向上。2回目のプラクティスでも最速を刻んでいたエストニア人ドライバーのユーリ・ビップスが、昨年のポールタイムを4.913秒も縮めて、2分4秒997のコースレコードを記録した。

ハイテック・グランプリから参戦している唯一の日本勢、角田裕毅はトップから2.310秒落ちの21番手、ラルフ・シューマッハの実子デイビッド（チャロウズ）は23番手、昨年大会で衝撃的な事故に回れたソフィア・フローシュ（ HWAレースラボ）という結果だった。

ハイテックからマカオGPに参戦中の角田裕毅

3連覇を目指すダン・ティクタム（カーリン）は、フリープラクティスでデイビット・ベックマン（トライデント）とクラッシュ。時間内にマシンの修復が間に合わず、予選出走そのものが危ぶまれたが、開始早々に発生したレオナルド・プルチーニ（カンポス）とエンツォ・フィッティパルディ（チャロウズ）、そしてマーカス・アームストロング（プレマ）らのクラッシュによる赤旗中断に救われ、クリーンラップが得られない状況ながらも13番手タイムを記録した。

F3マカオGPの予選レースは11月16日土曜の日本時間10時に、決勝レースは17日日曜の16時半より行われる。

第66回マカオGP F3予選2結果